第五話 忠の世界その三
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むな」
こう威吹鬼と轟鬼に言ってだ。
そのうえでだ。桐矢にも言った。
「いいな」
「はい」
彼も響鬼の言葉に頷く。
「四人で仕掛けてですね」
「一気に決めるぞ」
「そうね。四人ならね」
どうかとだ。義仙も言ってくる。
「私の相手になるわね」
「こっちも一対一でいきたいんだがね」
それにはこだわりも見せる響鬼だった。
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