第十二幕その四
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「今回の取り決めについてのね」
「後はそれにサインをしたら全てが決まるね」
ドウ一世はハイランドとローランドの王様即ち今回サインをする当事者の一人としてこう言いました。
「そうだね」
「そうなるわ」
ドロシーもその通りと答えます。
「今回のこともね」
「ではサインをさせてもらうわ」
お人形の女王もサインをする立場から言いました。
「これからね」
「貴方もそうしてね」
フラウ王女は弟さんに言いました。
「これから」
「わかってるよ」
バド王はお姉さんに笑顔で答えました。
「僕もね」
「サインをしたらね」
調印式でとです、また言うドロシーでした。
「今回の件は全部終わるわ」
「そうだね、全部終わったらね」
それならと言う臆病ライオンでした。
「無事に都に帰られるわね」
「そしてオズマに迎えてもらえるわ」
「そうだね、これがなんだ」
臆病ライオンはドロシーの言葉に頷いてからです。
会議が行われた大きな円卓に座っている神宝達五人にお顔を向けてです、そのうえで彼等に尋ねました。
「オズの国の政治での会議だよ」
「皆凄くわかりやすいお話していたね」
「子供の私達でもわかる位にね」
「簡単で明解なことを言ってくれて」
「ユーモアもあって」
「面白かったわ」
「そう、わかりやすくて面白いのがね」
そうしたものであることがというのです。
「オズの国の政治なんだ」
「それで会議もだね」
「わかりやすいんだ」
「今私達が見させてもらった通りに」
「しかも面白い」
「そうしたものなのね」
「そうだよ、だからね」
それでというのです。
「いい勉強になったよね」
「とてもね」
「そうなったよ」
「本当にね」
「また見たくなる位だったし」
「よかったわ」
「それは何よりだよ、こうして見させてもらうとね」
そうすればというのです。
「本当にね」
「いい勉強になるね」
「本を読んだり聞くのもいいけれど」
「実際に見るとね」
「余計にわかるね」
「百聞は一見に如かずね」
「そうだよ、よく覚えておいてね」
五人に笑顔のまま言う臆病ライオンでした、そしてです。
調印式が終わると皆で記念撮影を撮りました、それが終わってからドロシーは皆に満面の笑顔で言いました。
「じゃあ全部終わったし」
「後はそのお祝いでね」
「パーティーを開くわ」
魔法使いに笑顔のまま答えました。
「そうするわ」
「そうだね」
「それでだけれど」
さらに言うドロシーでした。
「場所は空中庭園でね」
「あそこで開くね」
トトが応えました。
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