第一章
[2]次話
痴漢プレイはしない
サラリーマンの堀川英光の密かな趣味は風俗通いだ、お金に余裕があってこれはという店があれば通っている。
そして今回はそちらの筋で評判のイメクラに入った、細く小さな目で薄い唇とやや皺のある顔で短めの黒髪には白いものが混ざっている、背は一七〇位で痩せている。
店に入ってだ、彼はまずは女の子を見たが。
「このみかちゃんがな」
「いいですか」
「うん、今いけるよね」
店の者に眠そうな顔で尋ねた、その顔にくたびれたスーツが似合っている。
「そうだよね」
「大丈夫ですよ」
店の者の若い兄ちゃんは笑顔で応えた。
「みかちゃんは」
「それじゃあみかちゃんにするよ」
「わかりました、それではです」
兄ちゃんは堀川に女の子が決まってさらに話した。
「どんなプレイにします?」
「どんなのあるかな」
「こんなのです」
女子高生やOLや若妻、夜這い等があった。
「色々ありますよ」
「みかちゃんはどれがオッケーかな」
「全部です、コスプレ好きなんで」
写真の二十三歳とある結構整った顔立ちとスタイルの彼女を見つつ話した。
「いけますよ」
「そうなんだ」
「実は今人気のプレイは」
兄ちゃんはさらに話した。
「痴漢プレイで」
「痴漢?」
「こちらです」
電車の中をイメージした部屋の写真を指差して話した、電車の席と吊り革が如何にもといった雰囲気を出している。
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