暁 〜小説投稿サイト〜
新オズの臆病ライオン
第十一幕その十二

[8]前話 [2]次話
「本当にね」
「入ることないね」
「そう思うなら」
「それでいいし」
「お化け屋敷に入るなら入るで」
「楽しみ方があるわね」
「そうだよ、お化け屋敷だってそうで」
 楽しむ場所でというのです。
「素敵な場所だからね」
「怖がる場所じゃなくて」
「スリルを楽しむ場所で」
「襲われないし」
「それで安心して」
「そのうえで楽しめばいいね」
「そうだよ、雰囲気もね」
 お化け屋敷のそれもというのです。
「楽しもうね」
「そうだね」
「それじゃあね」
「このまま楽しませてもらうわ」
「お化け屋敷のスリルと雰囲気を」
「このままね」
「そうしようね」
 笑顔で言う臆病ライオンでした、そしてです。
 臆病ライオンは笑顔のままです、こうも言いました。
「ここの幽霊や妖怪さん達は本物なんだよね」
「あっ、オズの国はお伽の国だから」
「本物の妖怪さんもいるし」
「幽霊さんだっていて」
「それでなんだ」
「本物の人達なんだ」
「そうなんだ」
 このこともお話するのでした。
「ここはね」
「お外を出るとね」
 ドロシーも言ってきました。
「幽霊さんや妖怪さん達と記念撮影も出来るわよ」
「そうなんですか」
「それは凄いですね」
「本当にオズの国ならではですね」
「幽霊さんや妖怪さん達と一緒に写真撮れるって」
「それもオズの国らしいですね」
「だからね」 
 それでというのです。
「今からよ」
「はい、それではですね」
「お化け屋敷を出たら」
「そうしたらですね」
「皆さんと記念撮影ですね」
「それをするんですね」
「そうしましょう」
 是非にというのです。
「いいわね」
「わかりました」
「そうしましょう」
「記念撮影撮りましょう」
「本物の幽霊さんや妖怪さん達と」
「そうしましょう」
 五人も笑顔で応えました、そうしてです。
 実際にお化け屋敷を出ますとお化け屋敷の中にいた幽霊や妖怪の人達と一緒に記念撮影を撮りました、その後で。
 臆病ライオンはドロシーにこんなことを言いました。
「楽しかったね」
「お化け屋敷もね」
「そうだったね」
「ええ、とてもね」
 こう言うのでした。
「楽しかったわ」
「また来たくなったね」
「そうね、だからね」
 それでというのだ。
「またここに来る機会が来れば」
「その時はね」 
「来て楽しむ」
「そうしようね」 
 笑顔で言ってでした。
 テーマパークの他の施設にも行きました、そしてです。
 皆でまたこのテーマパークに行こうとお話しました、兎に角楽しいテーマパークだと。
[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ