第一章
[2]次話
サッカー選手の食事
隅辺秀吉と秀長の兄弟は共にサッカーをしている、通っている高校は同じでそこで同じ部活に所属していてだった。
秀吉はミッドフィルダー、秀長はディフェンダーだ。二人共面長で小さな目と薄い唇に黒イショートヘアである。体格も似ているが秀吉の背は一七一位で秀長は一七七位だ。
二人共両親には公平に育てらている、そして食事にも気を使ってもらっているが。
「しっかり食うんだぞ」
「今日も栄養のあるもの一杯作ったからね」
息子にその遺伝を受け継がせた顔のサラリーマンの父の日吉も穏やかで優しい顔で胸の大きい黒のショートヘアの母の多子も言ってきた、父の背は一七五位で母は一六〇程だ。
「しっかり食べなさいよ」
「サッカーも勉強もまず食わないとな」
「うん、ただ」
ここでまずは秀吉は言った。
「うちの食事って何か特徴あるよね」
「鶏肉多いよね、あとお魚」
秀長も言った。
「牛肉や豚肉も出るけれど」
「その二つが多いよね」
「あと羊多いよね」
「こちらのお肉もね」
「だってね」
母がすぐに答えた。
「あんた達サッカーしてるでしょ」
「そのことが関係してるんだ」
「そうだったんだ」
「サッカーは走るでしょ」
母は息子達にこのことから話した。
「いつもね」
「練習でも試合でもね」
「いつもね」
「まずバランスのいい栄養満点のお食事で」
それが必要でというのだ。
「カルシウムも大事でしょ」
「そういえば小魚も多いし」
「牛乳飲めって言われるよ」
「走るには丈夫な骨も必要だし」
それでというのだ。
「ビタミンにカルシウムも考えてるのよ」
「そうなんだ」
「そういうことだったんだ」
「しかも太る訳にもいかないでしょ」
今度はこのことを話した。
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