第十幕その六
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「野村さんはね」
「何と言ってもだね」
「ホークスの顔だったんだね」
「南海時代は」
「そうだったんだよ」
皆に温かい笑顔で言いました、そしてです。
先生は南海ホークスメモリアルからです、ラーメン一座に向かいました。そこでまた皆に言うのでした。
「南海の人達も織田作さんも吉本のレジェンドと言われる人達も」
「ここを歩いていたんだ」
「かつては」
「そうなのね」
「藤山寛美さんもそうで」
この伝説のお笑い芸人の人もというのです。
「色々な人がね」
「この辺りを歩いていたんだね」
「かつては」
「そうだったのね」
「そうだよ、あと阪神の岡田監督も大阪市生まれで育ちだから」
この人もというのです。
「それに今も関西に住んでおられるし」
「そうそう、生粋の関西人だったねあの人」
「もう生まれついての」
「大学だけ東京で」
「それ以外はずっと関西でね」
「あの人も絶対にね」
間違いなくというのです。
「この辺りを歩いているよ、何度もね」
「今挙げた人達と一緒に」
「そうしていたんだね」
「そうなのね」
「その筈だよ、ただここにいると織田作さんにまたお会い出来るかなと思ったけれど」
先生はこの人のことも思い出しました。
「今回はまだね」
「お会い出来てないね」
「よくこの辺り歩いておられるけれどね」
「近くに自由軒もあるから」
「それならと思ったけれど」
「今は別の場所におられるのかな」
先生はこう考えました。
「あの人は今は大阪の色々なところ巡ってるしね」
「幽霊になってね」
「そのうえでね」
「そすいておられるから」
「それでかな、まあお会い出来たらその時で」
それならと笑顔で言う先生でした。
「今の僕達はね」
「うん、ラーメン一座に行ってね」
「色々なラーメン食べよう」
「そうしましょう」
皆でお話してでした。
先生はビルに入ってその九階に行ってラーメン一座に来ました、そこには日本各地の有名なお店が集まっていまして。
それぞれ名物のラーメンを売っていました、先生達は一店一店入ってそのうえで食べていきます。そしてです。
先生は全てのお店を巡ってから皆に言いました。
「こうして食べ比べてみたら」
「よかったね」
「それぞれのお店に特徴があって」
「美味しいだけじゃなくてね」
「色々なラーメンが楽しめたわ」
「北海道、京都が二つ、大阪、兵庫、福岡。東京、それに蘭州とね」
そのお店質が出したラーメンが何処のものかを言っていきます。
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