暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン 守り抜く双・大剣士
第51話 =最深部での戦=
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平にその鎌を振ってくる。攻撃したのはキリトだからキリトに注目するかと思ったんだけど読み間違えた、ギリギリで攻撃を剣で防御するが上手く体勢が取れておらず後ろへ飛ばされHPも大きく削られる。

「痛……」

『…無駄なことを考えるな!今は目の前の敵に集中しろ!』

「言われなくても判ってるっ!!」

大切な仲間であり友達が戦ってる中数秒だってこんなところで寝ていられない、その意志で立ち上がり地面を思いっきり蹴る。

「ぜやぁぁ!!」

懐に飛び込み、その勢いのまま中段に一閃を与え、左で突きさらに右で斬り上げる。上位ソードスキル《アースマグニ》の始まりのモーションだ!

「うぉぉぉぉっ!!」

裏拳気味に左で斜め上に向けて一閃、その上で右と重ねて一刀両断する!さらに斜め上を狙い左で突いてその隙に上げていたオータムリリィを振り下ろす。チラッと見えたHPバーは《ダブル・サーキュラー》時よりも減ったが倒すには正直ほど遠い。

「アスナ!早くしろ!!」

「……せぃっ!!」

キリトの叫び声を聞く限りまだ皆は安全エリアには入っていないのだろう。今までの攻防が早すぎたのかサチたちがタゲられないようにゆっくりと移動しているのか…。多分両方だな。そう思いながら振ってきた鎌の横を叩き軌道をそらす。HPバーは黄色だけどポーション飲んでいる時間は無いに等しかった。

「…ポーチの中入れとけばよかった……」

「今更だろ…」

呆れられたがその通り、後悔したって仕方がない。十分な防御と避けに徹してチビチビと攻撃していこう。…避けって言っても
アラウンドステップの残り使用回数は1回。
親バカならぬ兄バカなのか1回使用したところユイに「すごいすごーい!」と感心され「もっとやって!」と言われてしまったの
で24時間で5回しか出来ないものを調子に乗って2回使ってしまったのだ。そしてさっきの1回でもう残りは1回という残念な結果
が今の状況だ。

『無駄話してる暇は無いぞ…』

「だ、そうですよキリトさん」

「なにがだよ…!」

ソラの警戒にも軽い掛け合いをしてるから多分ため息をついているソラが俺の中にいると思う。でも焦って動いたからってそれ
は死の危険が増えるだけだ。今までの経験上そうだったからあくまでリラックスを徹底する。自分の命が半分もない状態で落ち
着いていられるのはどっかおかしいかもな、やっぱり。

「…飲んどけよ」

「サンキュな」

準備万端だな、キリトは…と改めてマップ踏破率の最も高いソロプレイヤーに感心しつつもらった青いビンに入った飲み物を飲
む。うん、うまい…現実でもあればいいのに…。そのレモンの酸味がほんのりとする液体を飲んで少しずつHPが緑へと変化して
いくのを確認し一気に
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