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IS《インフィニット・ストラトス》‐砂色の想い‐
暴走
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すし、超高感度ハイパーセンサーもついています」

「私の『デザート・ホーク・カスタム』もほぼ同条件です。いけます」

 全く、こんな形でパッケージが役に立つなんて……皮肉ですね。

「オルコット、カスト、超音速下での戦闘訓練時間は?」

「二十時間ですわ」

「わ、私は十四時間です」

「ふむ……少々不安は残る時間だがそれならば任せ……」

「待った待ーった。その作戦はちょっと待ったなんだよ〜!」

 こ、この声は……!
 辺りを見渡した次の瞬間には床の畳が吹き飛びウサミミをつけた束博士が顔を覗かせました。え、どうやってそんなところに……

「山田先生。室外への強制退去を」

「は、はい! 篠ノ之博士、とりあえずそこから出てきてください」

「とうっ」

 束博士は山田先生に促されて、って多分促されなくても出てきたでしょうけど天井近くまでジャンプすると一回転して着地しました。頭の上に10点って札が出ましたけど……自作? でもこの人身体能力もすごい……

「ねぇちーちゃん! もっと良い作戦が私の頭の中でナウ・ローディング!」

「思いついてないなら帰れ」

 織斑先生が頭を抱えているのを見ながらも束博士の言葉は止まらない。

「そんなこと言わなーい。ここは断・然『紅椿(あかつばき)』の出番なんだよ!!」

「何?」

「紅椿のスペックデータを見てみて! パッケージなんかなくても超高速機動ができるんだよ! 紅椿の展開装甲を調整してーっと、ほら! これでスピードはばっちり!」

 展開装甲?

「わ!」

 聞きなれない言葉に首を傾げた瞬間、シャルロットさんが声を上げました。その方向を見てみると今まで福音のデータを映していたディスプレイが全て『紅椿』のスペックデータ画面へと切り替わっています。乗っ取った? あの一瞬で!?

「ではでは優しい束さんの説明コーナー。展開装甲というのはだね、まあぶっちゃけて言えばこの天才さんが作った第4世代ISの装備なのだよ」

 だ、第4……世代!?

 そのまま束博士は1世代目からのISの説明を始める。多分、分かっていない一夏さんのため、というよりそれ以外ない。束博士から見ればこの場には3人しかいないのも同意だから。
 ISの完全な完成を目指した第1世代機。事実上退役してる世代で使ってる国は片手で数えら得れる程度しかない。
 次に第2世代、後付武装(イコライザ)によって用途の多様化を目指した世代。現主力ISで私の所属する赤道連合でもほぼ全てが第2世代型。
 そして操縦者のイメージ・インターフェイスを用いた特殊兵器の搭載を目標とした第3世代機。分かりやすいもので言えば『甲龍』の『龍砲』や『ブルー・ティアーズ』のBT兵器、『シュバルツ
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