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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
エピローグ(Z組)
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を出すと、驚く事に北の猟兵達はサラが出した条件を全て承諾した。

絶対に断ると思われた条件を承諾した事や心の奥底ではノーザンブリアの独立を願っていたサラは渋々ながらもリィンと生き残りの北の猟兵達の代表者達との面会の場を用意する。そして面会の場に立ち会ったサラが北の猟兵達の行動に警戒している中リィンと面会した北の猟兵達は驚く事に前アルバート公爵の依頼によってユミルを襲撃した事を謝罪、ヨルムンガンド戦役時のメンフィルとヴァイスラントによるノーザンブリア襲撃・北の猟兵達の虐殺も自業自得であると理解し、受け入れている事をリィンに告げた後、ノーザンブリアの独立の為の協力者になってくれることを嘆願した。

ユミル襲撃の件があったとはいえ、北の猟兵達の壊滅やノーザンブリア併合にも関わっていた事でユミルの件を謝罪する北の猟兵達に対して罪悪感を抱いていたリィンが悩んでいた所に同席していたパントが北の猟兵達にいくつかの質問をした後ゼムリアのメンフィル領土で起こっている問題のいくつかの解決に貢献すれば、メンフィル本国にノーザンブリアの独立を認める交渉をリィンと共にすることを約束し、パントの提案を受け入れた北の猟兵達は一時的にメンフィルの”裏の協力者”になる。サラも陰ながら北の猟兵達に協力し、北の猟兵達が約束を果たした事でメンフィルはメンフィルにとっての様々な思惑も関係していたとはいえノーザンブリアの独立を承認し、ノーザンブリアは念願の独立を果たした。

ノーザンブリアの独立後、北の猟兵達やノーザンブリアの人々の要望を受けてサラは遊撃士を辞して独立したノーザンブリアの警備隊の指導者として元北の猟兵達だった警備隊員達を鍛えつつ、遊撃士時代の人脈を駆使して外交官の一人として故郷の為に様々な交渉を務めた。独立に協力し、独立後もノーザンブリアの為に働くサラの姿をかつてのノーザンブリアの英雄の一人であるサラの父と重ねたノーザンブリアの人々はサラを『ノーザンブリアの新たな英雄』の一人と称したという。

なお、サラが関わった交渉の中でのメンフィル関連の交渉でセシリア自身が出てくる交渉もあり、外交官としての経験も豊富なセシリアにやり込められる事が多かったが、やり込められた時と比べれば圧倒的に数は少ないが逆にセシリアをやり込めた事もあったという。彼女は生涯独身を貫いたが、騒がしくも幸せな晩年を過ごしたという………


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