【プロローグ】新暦65年から94年までの出来事。
【第9章】バルギオラ事変の年のあれこれ。
【第4節】キャラ設定9: ルーテシア・アルピーノ。
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、まだ正式なデザイナー資格は持っていませんでしたが、(優遇措置に釣られて?)メガーヌとともに積極的に移住を志願しました。
管理局は彼女の熱意と卓越したセンスを認めて、「ごく軽い保護監察処分」を続けるためにも、開発を予定している大陸のはるか西方に浮かぶ「南北200キロメートル・東西100キロメートルほどの広さの、絶海の孤島」に住居を与えて、二人をそこに住まわせ、さらには「ものの試し」に、試験的な施設の設計と建築、管理と運営をこの母娘に「丸投げ」しました。
(なお、ルーテシアはこの時点で、管理局の「嘱託魔導師」になりました。)
そこで、ルーテシアは管理局の潤沢な資金を湯水のように使い、わずか1年半ほどであの土地にあれだけの施設をすべて造り上げたのでした。
【Vividのコミックスでは、第2巻と第3巻が「カルナージ編」ですが、この作品では、『あの話の舞台は、大陸ではなく、少し大きめの(日本で言うと、ちょうど四国ぐらいの大きさの)島だった』という設定で行きます。
また、ルーテシアは第4巻で、IMCSへの初参加に際して『おひさしぶりのミッドチルダ』と発言していますが、この作品では、『保護監察処分はただ単に「とても軽く」なっただけで、その段階でも、なお続いていた』という「解釈」をしておきます。
〈闇の書事件〉が終わった直後の八神家の面々を見れば解るとおり、管理局では保護監察を受けながらでも「嘱託魔導師」として働くことが可能なのです。】
しかし、コミックスの第2巻にも書いてあるとおり、その島はミッドの首都クラナガンとは7時間もの時差があります。
そこで、翌80年の4月になると、ルーテシアの仕事ぶりに満足した管理局は「開発を予定していた大陸」の中でも「本局やクラナガンとの間に時差が無い土地」を選び、彼女が造った試験的な施設をモデルとして、その土地にさまざまな施設や住居を建て始めました。
そうして、時おりルーテシアの意見も聞きながら、6年がかりでそこに「一個の都市」を丸ごと造営し、新暦86年の4月からは正式に、この都市への一般の移住者を募集し始めました。
これが、現在のカルナージにおける「事実上の首都」なのですが……実際には、政治的に独立した「政府」が存在している訳ではないので、「首都」というのはあくまでも俗称です。正式には、普通名詞で「第一都市」と、もしくは、固有名詞で「ベルーラ」と呼んでおくべきでしょう。
【ちなみに、その前年(新暦85年)の10月、それまでの一連の行為に対する報酬として、管理局はその島の土地とそこに建てられたすべての施設と周辺海域との「一代限りの終身所有権」をルーテシアに正式に譲渡しました。
決して「完全な所有権」ではないので、勝手に「売却」や「相続」をすることはできま
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