暁 〜小説投稿サイト〜
魔法戦史リリカルなのはSAGA(サーガ)
【プロローグ】新暦65年から94年までの出来事。
 【第9章】バルギオラ事変の年のあれこれ。
 【第4節】キャラ設定9: ルーテシア・アルピーノ。
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プールスに戻る予定なのだから、万が一に備えて、「対抗手段」である彼女の近くに置いておいた方が良いだろう』と判断したまでのことです。】

 それなのに、彼女はカルナージでは全く自由に魔法を使っていますし、また、Vividのコミックス第2巻には『ミッド首都からカルナージまで、次元航行船で約4時間』という描写があります。わずか4時間の距離では、とても「辺境」とは呼べません。
 以上の点から、やはり、『マウクランとカルナージは全く別の世界であり、ルーテシアは刑期を予想外に早く終えてから、カルナージに転居して来たのだ』と考えるのが妥当だと思います。

 ちなみに、StrikerSのTVアニメの最終回のエンディングでは、ルーテシアがエリオとキャロの許に一輪の花を届けていますが、あの描写から考えると、〈無34マウクラン〉は〈管61スプールス〉へも「個人転送」で行ける範囲内にあるものと思われます。
 おそらくは、『あの時点では、ルーテシアも厳重なリミッターのせいで、何十キロもの質量(自分自身の肉体)を転送することは到底できなかったが、一体のインゼクトと一輪の花ぐらいならば何とか転送することができた』ということなのでしょう。

【なお、この作品の設定としては、ミッドチルダからカルナージも「個人転送」で充分に行ける距離なのですが……それなのに、なのはたちがVividのコミックス第2巻で、わざわざ次元航行船を使ったのは、『その次元航路は二等航路で、個人転送には適していなかったからだ』という設定にしておきます。
(次元航路の等級については、「背景設定5」を御参照ください。)】

 さらに言えば、コミックスの同2巻によると、新暦79年の5月の段階で、「カルナージでの合同訓練」はすでに初回ではありません。
 また、前回の訓練と今回の訓練の間に、ルーテシアは温泉を掘り当てて大浴場まで作っているのですから、その「前回」というのも、たかだか一か月前やそこらのことではないはずです。
 一方、彼女が〈JS事件〉の後に、海上隔離施設からマウクランへと移されたのは、おそらく新暦75年の11月頃のことですから、「厳重な保護監察処分」は、せいぜい丸2年程度で終了し、彼女はその(あと)すぐ、母メガーヌとともにカルナージに転居していたのだと考えるのが妥当だろうと思います。

 しかし、「SSX」では、新暦78年6月の段階で、ルーテシアはまだマウクランに居ます。
(しかも、Vividでの描写とは違って、昔ながらの少し暗めの性格のままです。)
 この矛盾(?)を解消するためには、やはり、『この「SSX」は、正編とは「微妙に別の時間線」の話なのだ』と考えるのが一番でしょう。
 この「SSX」には、ティアナがスターライトブレイカーを使ったり、イクスヴェリアが再び永き眠りに就いた
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