【プロローグ】新暦65年から94年までの出来事。
【第8章】なのはとフェイト、復職後の一連の流れ。
【第7節】新暦88年の出来事。
[4/9]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
(と)って、それを凍結保存したのでした。
また、その4月の末には、ミッド地上本部の「広報部次長」と聖王教会本部の「広報担当官」が二人して高町家を訪れ、アインハルトとヴィヴィオに映画の企画の話を持ちかけて来ました。
「クラウスとオリヴィエの物語」を映画にして公開しようと言うのです。
表向きはまだ内緒の話ですが、スポンサーには「サラサール家」の名前もありました。おそらくは、裏でスラディオが一枚かんでいるのでしょう。
アインハルトとヴィヴィオは「自分たちの名前が決して表には出ないこと」を条件に、これを承諾しました。すでに脚本は第一稿が完成しており、二人はそれを読んで、ひとつひとつ細かな注文をつけていきます。
【なお、映画の完成と公開は、これから5年あまり後の、新暦93年の夏のこととなりました。】
また、5月になると、スプールスでは、エリオとキャロ(23歳)が初めて「ジョスカーラ姉弟」と出逢いました。
(この時点で、姉のヴァラムディは20歳、弟のフェルガンは16歳です。)
一方、なのはとフェイトは、6月には家族四人でまた地球の高町家を訪れ、今年で五歳になるカナタやツバサと遊んだり、士郎の60歳の誕生日を祝って来たりしました。
そして、同月の末、フェイトはミッドに戻って自宅でくつろいでいる時に、エリオとキャロからジョスカーラ姉弟に関して法律上の相談を受けたのでした。
【この姉弟に関しては、「キャラ設定8」および「キャラ設定10」を御参照ください。】
ところで、ティアナとウェンディは、アインハルトとヴィヴィオの結婚式に出席した後、すぐに仕事で〈管17イラクリオン〉へ飛び、「聖地」ラブラウンダにまつわる事件で、7月の末まで三か月半も現地に釘づけにされていました。
一方、ヴィクトーリアたちも同様に、4月のうちに〈管18ラシティ〉での仕事を引き受けていたのですが、6月には舞台を「すぐ隣」のイラクリオンに移し……やがて、またティアナたちと合流します。
(結果として、この事件は、三年前のゲドルザン事件に続く「合同捜査・第二弾」となりましたが、メルドゥナはもうこの場にはいません。)
最終的には、またもや「力ずく」での解決となってしまい、その際には、こんな会話もなされました。
コニィ「さすがは、ティアナさん! 『破壊王』の二つ名は伊達ではありませんね!」
ティアナ「アンタ……それ、ケンカ、売ってるの?(怒)」
コニィ「いえいえ。とんでもない!(吃驚)」
エドガー「すいません。彼女はそれで、本当に誉めているつもりなんです。(苦笑)」
この事件は、後に「ペレクス事件」と呼ばれることになります。
しかし、黒幕が「管理局イラクリオン地上本部」の一等陸佐だったため、事件の
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ