神聖剣〜
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え・・・ソードスキルを発動しているのが見えた。
「(・・・の野郎!ハンドアックスいつの間にか投げ捨ててやがる!)」
ならこっちも・・・今システム上装備してるのは擬音・・・俺は迷切から手を放し、振り向き際に出の速いソードスキルを発動させる。
「「はぁぁぁぁっ!!」」
一撃が交差すると思った瞬間・・・咲の姿が消えた。
「え!?」
「残念。俺なら正面上等だけど・・・」
背後からの声。俺は・・・動けなかった。
「わたしはそんなの向いてないのよ!」
ズパァン!
衝撃。そして・・・咲の名が表記されたウィナー表示。
「・・・負け、か」
「・・・ふぅ」
咲が一回俯き・・・次に顔を上げた時はまた目付きが変わっていた。
「危なかった。正直俺なら負けてたな」
「いや・・・最後まで押されてたし・・・最後のソードスキルもやられた」
「威力の低い明命の宝具って感じかな。一応判定は強攻撃だし・・・ま、ガチ勝負なら俺の負けさ。勝負に強くて試合に弱いのがお前だろ?」
「人が気にしてることを・・・」
今になって観客の声が耳を支配していた。俺達は取りあえず控え室に戻る・・・途中。
「亮、残念だったな」
「兄貴」
「キリト、わたしは勝ったんだからキリトも勝ってよね」
「あ、ああ」
「・・・言っとくけど、団長は強い。お姉ちゃんからある程度の情報は貰ったんだろうけど・・・」
「ああ、そんな付け焼き刃じゃきっと勝てないな。・・・だから、俺は自分の反射神経を信じるよ」
「・・・ならいいけど」
「兄貴、頑張って」
「おう。弟の仇を取ってやるさ」
「勝手に殺すな勝手に・・・」
さて、俺達はシリカやリズがいる観客席に座る。
「リズ・・・なんでいるの・・・?」
「だって暇だし・・・」
「キリトを見てみたいとか?」
「そうそ・・・って違う!」
「むぅ・・・リズって隠し事しない方がいいよ?」
「う・・・」
「・・・はは。しかし、派手に負けたんだよな・・・冷静になるとこんな大勢に見られてる中で負けたのって相当恥ずかしいな・・・」
「いえ、格好よかったですよ。コウハさんってやっぱり強いんですね」
「あはは・・・はぁ」
さてさて、続いてはキリトとヒースクリフの試合だ。ヒースクリフは俺のコートと似たような真っ赤な色のサーコートを身に付けていた。巨大な十字盾に十字をかたどった柄の剣・・・
「・・・始まる!」
カウントがゼロになり。すぐに凄まじい攻防が繰り広げられる。盾にも攻撃判定があり、二刀流による手数の圧倒は不可能のようだ。つか・・・
「
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