番外編
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ね』
(もう終わりか、せっかく2人っきりになれたのに)
刹那はそんなことを考えて帰路に着いた
しばらく無言で歩いていた2人だったが
不意に横島が刹那に向けて話したのだった
『そうだ、今日はクリスマスだろう、せっかくだしさちょっと寄り道して行かないか?』
『えっ?』
横島の言葉に驚く刹那だったが
『いいから行こう!』
『よ、横島さん!!』
(転)(位)
着いた場所は綺麗にイルミネーションされた夜景の見える場所だった。
『綺麗!』
『そうだろう、刹那ちゃんに見せたいと思って』
『横島さん……』
刹那は自然に綺麗と言ってしまった。
横島はドヤ顔を決めていた。
『いつも本当にありがとうね、刹那ちゃんにはいろいろと感謝してるんだよ』
『私の方こそ、今日も迷惑をかけて…』
『何を言ってるんだよ、いつも感謝してるのは俺の方、なかなか2人になることはないからなんか照れるな』
刹那と2人でイルミネーションを見てるということに
急に照れ始める横島だったが
『横島さん、いつもありがとうございます』
『刹那ちゃん、もっと肩の力抜いて行こうよ、何もかも1人で背負い込む必要はないんだよ』
そう言う横島に対し満面の笑みを浮かべる刹那
『そうそう、笑ってる刹那ちゃんが俺は大好きだぞ』
刹那は顔を真っ赤にしてそっぽを向いた。
『刹那ちゃんの笑顔は俺が守るから、これからもよろしくな』
『はい、横島さんの笑顔は私が守ります!』
『よし、これからも頑張ろう』
2人は自然と手を繋いでいた
(横島さんが手をに繋いでくれた、は、恥ずがしい)
(でもやっぱり横島さんといるとホッとするな)
『いつもはみんなと居るから出来ないけど、たまにはこういうのも悪くないよな、刹那ちゃんは凄く可愛いし』
なんて横島は頭の中で思ったことを自然と口にしてしまっていたのだ。
クリスマスがくれた2人だけの時間
なかなか口に出して言えないことも
この素敵な風景が言わせてくれたのかもしれない
(ずっと言いたくても言えない、とっても大切に思っていること、出来ないことも多い、それでも俺は君のことを大切に思ってる、届くといいな、この想い)
『そろそろ帰るか、あんまり遅くなるとみんな心配するし』
『そうですね、本当にありがとうございます』
『刹那ちゃん!』
『横島さん!』
2人は最後に満面の笑みを浮かべて言った
『『メリークリスマス』』
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