暁 〜小説投稿サイト〜
魔道戦記リリカルなのはANSUR〜Last codE〜
EpilogueTアムル復興頑張りますっbyアムルの愉快な住民
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たけびを。オーディンさんは「まさかの裏切り!?」悲嘆に暮れた。だってだって、オーディンさん達みんなの石像を、グラオベン・オルデン発祥の地であるアムル、その中央広場に造るとか良い提案だよ。

「石造彫刻は認めますけど、まずは復興作業を最優先にしてくださいね」

「ちょっ、エリーゼ!? 助けてくれっ」

「石像くらいいいじゃないですか。と言うか銅像でもいいくらいですよ」

オーディンさん達を後世にも残していく方法としては悪くない。あと手記。これはわたしの仕事かな。

「う〜んと、なんて書こうかなぁ〜♪」

手記帳を新調しようと考えながら踵を返して、ターニャの居る医院(仮)へ歩を進める。後ろから、

「エリーゼさぁぁぁぁ〜〜〜〜〜〜ん!」

オーディンさんの悲鳴が聞こえて来るけど、ちょっと悪戯心が生まれたことで無視。ちょっとはテレてくれてもいいのに、完全に素面なんだもん。だ、か、ら、

「頑張ってくださいね〜〜〜〜〜〜〜?」

最後に、振り返って大手を振る。トニおじさん達にポーズをいろいろ指示されてるオーディンさんと目が合ったような気がしたからニコッと笑みを向ける。そしてまた歩き出す。それにしても何であんなに嫌がるのかなぁオーディンさん。
歴史に名を残せるほど活躍して、それを後世に残すことが出来るんだから。やっぱりベルカを去るつもりだから、自分が存在していた証拠を残したくないとか思ってるのかな・・・? だとしたら本当に寂しいことを考えてるんだ、オーディンさん。

「これはやっぱり愛の力でどうにかするしかないっ、ないっ、ないっ!」

決意を新たに、医院(仮)へ向かって走る。で、着いたら着いたで、

「やっぱあたしらしいポーズっつったらこれだろ♪」

「アイリはねぇ・・・こうかな♪」

「んーじゃあ、あたしは、こう?」

「ヴィータちゃんもアイリちゃんもアギトちゃんも可愛い〜?」

ヴィータ、アイリ、アギトの3人がポーズの練習をしていた。子供組はどうやら石像製作にノリ気のようだった。モニカは作業そっちのけで目をハートにしているし。そして「モニカ! ちゃんと仕事して!」ルファに怒鳴られてる。でも気にもせずにハァハァ息を荒くするモニカ。
うわぁ。離れたわたしでも引いたんだ。近くに居たルファは思いっきり後ずさった。ルファは結局諦めたようで、医院(仮)に戻って行った。医院(仮)は、丸太で造り上げた簡易な木造小屋だ。

「もうヴィータちゃん。ヴィータちゃんも仕事に戻りなさい。瓦礫の破砕作業、まだ残ってるんでしょ?」

「判ってんよ。今はちょっと休憩中」

ルファの代わりにシャマルさんが出て来て、ヴィータを窘めた。ヴィータは復興に邪魔な瓦礫を、その攻撃力を以って破砕するのを仕事としてる。アギトとア
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