第一部 --SAO<ソードアート・オンライン>編--
第四章 クリスマスの夜に…
第28話 温泉で○○!?(2)
[6/8]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
「………そんな事無いですよ………」
とシリカは俺の言葉に返事を返して、再び黙り始めてしまった。
「…………」
…え? 何でまた黙っちゃったの!? 俺、またなんかヤバい事言った!?
俺は基本的にヘタレだ。クラスの連中に嫌な事を言われても、笑って流してた。
そんな自分が嫌で、このSAOで変わろうとしてプレイをし始めた。
他にもSAOでのある程度の事に関しては、シリカを守ろうと思うこともあり勇気を出せた。
けど、こんな非常事態などは現実と変わらず、ヘタレなのだ。
こうやって黙られると、緊張で身が持たない。
なので俺は、シリカにこんな事を言うのはカッコ悪いと思いながらも言った。
「え〜と、シリカ? ……そ、その、これで許してとは言わないけど、今度シリカの何でも聞いてあげるよ。俺のできる範囲で! だから……その……黙ってるのはちょっと……流石にこの空気で、後ろで黙られると…」
「………ごめんなさい」
「い、いや、俺が悪かったから良いんだけどさ……」
「……シュウさん、『なんでもする』って本当ですか?」
「へ!? あ、ああ、俺のできる範囲ならな」
俺のさっき言ったことを、シリカは改めて聞いてくる。…どうしたんだ?
なんかちょっと、シリカの様子がおかしいような……
「……ならあたし、シュウさんに聞いて欲しいことがあるんです。……それを聞いてくれたら、今の事はいいです……」
「本当か!? じゃあ、聞かせてもらうよ」
俺は、シリカの様子がおかしいと思いながらも、許してくれるという事に簡単にお願いを聞いてしまう。
まぁヘタレ極まりないが、この話を聞けばシリカがどうして様子がおかしいか、分かるかもしれないからな。
「……なら、言いますね…」
そう言って、シリカは俺に歩いて近づいてきた。(足音で分かった)
言うのに近づいてくる必要があるのか? と思っていたら、今度はシリカに肩をかけられたので、振り返ろうと後ろを向こうとしたら………唇を何かで塞がれた……
「ど、どうしたんだ、シリ……んっ…!!?」
俺は今、何が起こっているのか分からなかった……
分かるのは、唇を軟らかくて気持ちか良く、そして温かいものが塞いでいるのと。
シリカの顔が目の前にある事だけ……
「……んっ……」
そして、俺のかシリカのか分からない吐息が漏れる。
何十秒? それとも何分? いや、もしかしたら何秒かもしれない。
そんな時間が分からないくらい経ち、シリカの顔が離れていく。
……もしかして、今のは……キス…か?
いや、間違いなくキスだ。
マンガとかでは、いきなりされた方は分からないという描写があったけど、ホントに分からないもんだな……
……いや、
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ