第一部 --SAO<ソードアート・オンライン>編--
第四章 クリスマスの夜に…
第28話 温泉で○○!?(2)
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さっきの攻撃で少し受けたダメージも、俺の《戦闘時回復》スキルで回復される。
その光景を見ても、2匹の《ユーノサールド》は掛かってきたので、俺はまた同じように倒す。
よし! あと1匹!
と思いその最後の1匹に向けて構えると、モンスターAIでさっきの光景を見て、俺に敵わない事を学習したのか分からないが、急におとなしくなった。…というより、最初から俺を襲う気が無かった?
このSAOの全モンスターはAIがついており、学習して戦い方や行動パターンなどを少し変える。
しかしその学習したことは、他の同じモンスターには共有できない。
なので、このモンスターも唯一無二の存在なのだ。
……この《ユーノサールド》は他の奴より学習してきたのか、少し賢いのかもな…
多分、この温泉に来たプレイヤーを襲ったのか、それともただ他の奴の戦いを見てただけなのか…
どちらにしても襲ってこないなら、またお湯に浸かろう……湯冷めしてきた。
と、俺が湯に浸かり直そうとしたら、モンスターの様子がおかしい…
仕切りの向こう…つまり女湯の方をチラチラ見始めた。
……まるで、女湯を覗こうとしてるみたいに……
…って、まさか!
《ユーノサールド》は俺がそう思った瞬間、シリカのいる女湯の方に跳んだ。
…やっぱりか! あのサル、道理で他のサルと違って攻撃して来ないと思った。あいつ最初から……
女湯を覗く気だったんだな!!!
道理で攻撃してこない筈だ。あのサルは、女湯を覗こうとするプレイヤーを見て学習したのか、それとも最初から覗きが設定されてるのか、はたまた本当はメスなのか……と、色々あるけど…
それでも男湯に入って来て、覗きをしようとしている。(まだ本当に覗きか分からないけど…)
それはつまり、裸のシリカを覗くという意味だ。
なぜだか知らんが、それは絶対に嫌だ。
たとえモンスターでもシリカの裸を覗くなんて、そんな事……
「させるかーーッ!!」
俺はモンスター目掛けて《値移行》を上に向けて使い、空中でモンスターに追いつく。
そして仕切りを少し出た位の所で、《体重移動》を全快に使った踵落しを、《ユーノサールド》の頭に叩きつける。
《ユーノサールド》は俺の攻撃を喰らい、お湯に水しぶきをあげながら落ちて、そのまま消滅していった。
よし! 後は俺もお湯に…………あれ? さっき俺、仕切りを越えたよな…
……と、いうことは下にあるお湯は……
ヤベッ! 女湯だ!! 男湯に戻らないと!!
と思った時にはもう遅く、空中じゃ身動きも出来ずに、俺の体が落ち始める。
そして、『ザッブーン』……という言葉が合うくらいな音を出し、俺はお
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