暁 〜小説投稿サイト〜
日本刀は財産
第二章

[8]前話
「わかったしね」
「あの人剣道の達人だったしね」
「北辰一刀流免許皆伝ね」
「それでお金持ちの家だったから」
「いい刀持っていたのね」
「身分は低かったけれどね」
 郷士の身分だったがというのだ。
「もっと言えば刀を抜くことはなかったよ」
「拳銃持っていて」
「その拳銃も使わなかったみたいだけれどね」 
 あくまで護身用であったのだ。
「それでもね」
「名のある刀持っていたわね」
「そうだよ」
「そのこともわかったし」 
 マルシアはさらに話した。
「他の人が持っていた」
「色々な刀のこともだね」
「わかってきたわ」 
 そのゲームをプレイしてというのだ。
「本当にね」
「そうなんだね」
「いや、日本刀ってね」
 福森に目をキラキラと輝かせて話した。
「奥が深いわね」
「そうだよね」
「武器としても凄い切れ味で」
「それでいて奇麗な形でね」
「芸術品でもあって」
「それぞれの名前と持ち主があってね」
「歴史もあって」 
 それでというのだ。
「まさに財産ね」
「そう言っていいね」
「ええ、そのことがわかったわ、いえ」
 マルシアは熱い声で言った。
「わかる入口にね」
「来たんだ」
「そんなところよ、これからもね」
「日本刀のこと学んでいくんだね」
「日本のことを学んでいって」
 その中でというのだ。
「刀のこともね」
「そうしていくんだね」
「絶対にね」
 こう言うのだった、マルシアは後に美術商になったが日本刀も取り扱った。そこで芸術品として刀を広く宣伝した。その素晴らしさを世界に伝えたのだった。


日本刀は芸術品   完


                 2023・12・17
[8]前話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ