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人生コンティニューしたらスクールアイドルを守るチートゲーマーになった
89話 Polarisに映る幻影
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をかける。俺は路地から離れ、再び大通りに出る。
すると、聞き慣れた声が響く。
「才くん!!」
「千歌、それにみんな…随分早かったな。」
「何か……行った時に《《わかった》》感じがしたんだよね。」
「……?」
いまいち分からないでいると、善子がズバッと答えてくれる。
「つまり……共鳴!!」
「えぇ……てか、誰もツッコまないし。」
「今回ばかりは善子ちゃんのいう通りね。」
「ふっ、堕天使長ヨハネって呼んでくれてもいいのですよ…?」
「わーかったずら、《《善子》》ちゃん。」
梨子の肯定意見に図に乗った善子だが、やっぱり花丸に煽られる始末。
しかし共鳴か……心を同じくできたってことか???
考え込んでいると、電話を終えた魁が戻ってくる。
「才、OKだと。」
「そうか……さて、任務も完了したことだし帰るか。」
『うん♪』
?????何かおかしい………
〜〜〜〜〜〜〜
電車の窓から赤い太陽を眺める。
徐々に日が沈んでゆく………しかしその帰り際に彩雲を見せてくれる。
「才、これ東京に行く意味あったのか?」
「さぁな。でも????」
俺は千歌たちを指差す。
眠っている者が多い????しかし俺には満足感に溢れているように見えた。まるで全て見通したような……俺の先見でも彼女らが見るものは見えないかも知れない。その点ではAqoursは俺に追いつき、さらに追い越したのかも知れない。
「あいつらを見てると、行く意味はあったんじゃねぇか?」
「……そうなのか?」
『次は〜赤蛇岬〜赤蛇岬〜』
すると今まですやすやと可愛く眠っていた千歌………いやAqours全員が起きる。そして突拍子もなく俺に話しかける千歌。
「ねぇ、ここで降りよ!」
「は、えぇ!?」
俺の手を引っ張る千歌に続いて、同期したAqours全員が停まった電車から降りる。
状況をいまいち飲み込めなかった魁はみんなから出遅れてしまう????彼が電車を降りた時には……俺とAqoursは夕陽輝く海岸まで来ていた。
くたびれた俺は海岸沿いの段差に座る。すると、千歌の後を追って他の8人が俺を追い越す。
水の音が響く。
「才くん。」
「?」
「私……ううん、私たち????ようやくわかった。才くんの考え。Aqoursが進む道。私たちが一緒に見る景色。」
「?????」
千歌の言葉を、梨子が続ける。
「真似する必要なんてない???不恰好でもいい。」
「自分たちだけの……全速全身のわがままな道!」
「それでいて???そんな姿はみんなが感動できる。勇気をくれる。」
梨子の言葉。それ
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