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人生コンティニューしたらスクールアイドルを守るチートゲーマーになった
80話 GODの所以
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魁が味を選ぼうとしていると、手負いの竜介が起き上がる。肩に巻かれた包帯の下はまだ痛むらしく、そこを抱えながら行動する。


「魁……!」
「竜介先生…!まだ傷は!」
「いや……もう13時だ。千歌たちが…帰ってくる。」
「!!???そうか……わかった。俺が迎えに行ってくる。」
「いや…俺も」
「ううん。ここに残って先生は傷を癒してくれ。もし助けが必要なら、その時連絡する。」
「そうか……頼んだぞ??!」



互いにシュシュを握りしめる。





????????※????????



神社で寝床を貸してもらうことになり、少し飯もいただいたところで縁台に立つ俺????今日は月夜の晩。

みかん味の煙が漂う。


「あっ、みかんの匂い!」
「みかん好きなのか?」
「うん!大好き!!」
「じゃあ今度みかんたらふく送ってやる。」
「本当に!?最近みかん食べてないから食べたいなぁ〜♪」
「ふっ。」


喜んだ千陽はルンルンとして神社の奥の方に罷る。すると、そこに密かな影が忍び寄る。


「伊口才。」
「お前は……!」


俺に声をかけたのは40代目クウガ????名無しのクウガ。


「気になっているようだな……千陽という人物が。」
「???????」
「『世界を作りし太陽の地母神、飛来せし全知全能の……完全なる自由な者と結ばれ、世界を楽園へと導く。』」
「太陽の地母神?」
「内浦のみんな……いや、世界中のありとあらゆる人間がこれを聞いても意味がわからないだろう。だがこれこそクウガ継承者に伝わる最後の伝説だ。」
「どういうことだ?」
「……昼間に言った話。あれは半分嘘だ。」


嘘??????

理解できないとはどういうことか????謎だ。

「世界を創造せし母神……そんな偉大な存在が、アマテルと呼ばれて人々に親しまれるだろうか???そうではない。アマテルもまた神の女僕であり、それとは別に全てを超越した母神がいる。私はそう解釈している。そして確信している、『高海千陽こそ、創造を司る母神の意思そのもの』だと。」


そして、彼は溜まった息を全て吐き出して言い放った。驚きの一言を。天地を揺るがす一言を。


「そして今日確信した?????伊口才、君こそ高海千陽と結ばれるべき、全知全能の存在だ。少なくとも俺はそう見ている。」
「………なぜそうだと?」
「『仮面ライダー』????歴代クウガに伝わる伝承には、全能者を見分ける方法として異能の存在を仮面ライダーと呼ぶと伝わっている。そしてロード・オブ・クロウをあんなにあっさり退けられるのは、そうとしか考えられない。」
「はぁ……」


突然、自分が全能者だと言われても困惑するに決
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