第一章
[2]次話
蟻の巣研究
夏休みの宿題の理科の課題でだ。
音無乙子は悩みに悩んで母の花梨に言った。
「水槽に土を入れてね」
「水槽に?」
「そこに蟻さん達入れてね」
黒髪をおかっぱにし大きなあどけない目を持つ顔で言うのだった、母もそうした顔だが黒髪をロングにしていて背は一六〇位でかなり胸がある。
「それでね」
「あっ、蟻さん達飼うのね」
「そしてね」
そのうえでというのだ。
「蟻さんの日記をね」
「書くのね」
「そうするわ」
こう言ってだった。
乙子は実際に水槽にだった。
土を入れてから蟻達を捕まえた、するとだった。
「自然にね」
「穴掘ってね」
母に蟻達を見ながら話した。
「巣を作ってるね」
「そうね」
「餌も入れるから」
「甘いものとか」
「そうしていって」
そしてというのだ。
「夏休みの間はね」
「蟻さん達を飼って」
「それで観察日記書いて」
そうしてというのだ。
「宿題の一つにするから」
「夏休みの課題の」
「そうするからね」
「わかったわ、じゃあ頑張ってね」
「他の宿題もやってくね」
こう話してだった。
乙子は実際に蟻の巣の観察日記を書いていった、そして二学期がはじまるとその日記を提出したが。
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