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ハドラーちゃんの強くてニューゲーム
第8話
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れなりの実力者なら5分で突破可能……」
そこへ、破邪の洞窟1階を護るモンスターの群れがやって来たが……
「は?す……スライムの……大群?」
無論、ハドラーちゃんの敵ではなく、地獄の鎖(ヘルズチェーン)一振りで終わった。
「……所詮はスタート地点って訳か……下の階へ行けば行くほど、守護するモンスターが強くなるらしいが……これは階数が2桁になるまではあくびが出そうだな?」

だが、破邪の洞窟の単独探索を行っているハドラーちゃんの敵は、破邪の洞窟を守護するモンスター群だけではない。
寧ろこちらの方が邪悪な悪意と言って良いだろう。
「ハドラーめは、本当にこの洞窟に入ったのだな?」
コウモリ男がガルヴァスに一礼する。
「そうか……では、ここに暗黒魔術を解き放つ」
これを聞いたコウモリ男が驚く。
「何故驚く?まさか、中に入ってハドラーを背後から攻撃するとでも?」
コウモリ男が怯え慌てながら一礼する。
「そうだ。私はハドラーとは違う。王は……どっしりと構えるのが通例よ」
コウモリ男を下がらせたガルヴァスは、2人の腹心を召喚する。
「デスカール!ブレーガン!」
「は」
「ははっ!」
そして、ガルヴァスが2人に指示を出す。
「私はここに暗黒魔術を解き放つ。つまり待ち伏せだ。お前達は洞窟の出入口からハドラーを待ち伏せせよ!」
「は」
だが、そこに女性の声が響く。
「お待ちください、ガルヴァス」
それを聴いて苦笑いするガルヴァス。
「お前まで来たか?メネロ」
「私もその待ち伏せに加えて頂きたい」
「やはりそう言う事だったか?女は怖いわ」
クスッと笑ったガルヴァス。
どの道、ハドラーちゃんを待ち伏せて殺すのだ。戦力は多いに越した事は無い。
「良かろう。好きなだけ粉々にするが良い」
「は!ありがたき御言葉!」
(ふふふ。これは面白い。これではハドラーの首級が切り傷だらけになってしまうが、ハドラーの頸を斬れれば、後はどうにでもなるか……命運尽きたぞ?ハドラー!)

ガンガディア
「ハドラー様、テレビ東京版の放送が終了してから、もうすく1ヶ月になります」

ハドラー【魔軍司令時代】
「もうそんな時間か!?時の流れは速いな」

ガンガディア
「その最終回と言えば、ポップと名乗る人間が『TBS版はアレが発生する前に放送を終了したんだから、テレビ東京版もアレが発生する前に放送を終了したって良いじゃん!』と駄々を捏ねていましたぞ」

ハドラー【魔軍司令時代】
「あー、アレな……アレは色々と台無しにしてくれるからな。本当、キルバーンは腹ただしい事しかしてくれんな」

「は!?」
ハドラーちゃんが慌てて飛び起きると、そこはまだ破邪の洞窟地下1階。
どうやら、破邪の洞窟地下1階の歯ごたえが無さ過ぎて……立
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