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人生コンティニューしたらスクールアイドルを守るチートゲーマーになった
75話 隠されたORIGIN of IDOL
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荒廃した土地を進みながら、語り始める。


「初代クウガがルーの力……しいては光の神アマテルの力を使い、悪神ナムロドの精神と肉体を分離させた。自身の精神の入れ物があり、一命を得たナムロドは力を失った肉体を分解、それを元手に前人未到の方舟を作りそこに知能をプログラムした。元手になった肉体を船にし、知能をプログラムしたのが小原家だ。」
「あぁ、それはなんとなく察しが付いてた。俺は《《その後》》が知りたいんだ。」


魁が話を急かすが、覗は振り返ることなく淡々と前に進み続ける。


「それが起こったのが古代フェニキア……現在のパレスチナ地区あたりだ。そこから小原家は渡り、巨大船を根城として商業とともに武業も営んだ?????ただ、知能派と武力派でかなり意見も異なったそうだ。実際アークを創ったのは知能派の小原家だからな。」
「なるほど………でもなぜ、お前がそれを?俺や姉さんでも聞いていないことなのに………」
「まぁ、この先に行けばわかる。」


そう話を順序通りに進めようとする覗。


「やがて世界を方舟で文明を発展させつつ回る果てに、500年前にある極東の地に辿り着き、小原家はそこに長く定住することとした。それが?????現在の静岡県沼津市内浦。つまりお前たちの内浦(ホームタウン)さ。」
「!!!」
「小原家の人間はこの日本こそ約束の地(シオン)と思ったのだろう。しかし時代は戦国の乱世。この内浦に限り、地元の土豪????武士として支配していた黒澤家がいた。外界からの武人と商人……初めは協力をして漁をし、最強の水軍となり、はたまた商いをしていたが?????心では不満を募らせたという。」


淡々と歩き続ける…………歩き続ける。




〜〜〜〜〜〜〜




そしてようやく足を止めた。

足を止めた先に、想像を遥かに超えたものが4人の前には広がっていた。


「なんだよこれ………!?」
「闇の鎧の……石像?」


巨大???そう言わざるを得ないダークキバの一対の石像。互いの剣を地面でクロスさせている。まるで狛犬……いや、金剛力士像のようにこの先にある何かを守護しているように。


「この石像に意味はない。」
「え?」
「これは一種の墓標だ。いわゆる過去の遺物。過去から送られたオレたちへの戒めみたいなもんとも言うか。メインはこのすぐ奥だ。」


そうして先ほどより濃くなる霧を掻き分けて前へ………すると、行き止まりに着く。いや自然な行き止まりにしては異形感が否めない。その感覚は近づくほどに高まっていく?????


そして、全てが明らかとなった。



「??????ここが、悪神ナムロドが封印された場所だ。」
「「「!?!?!?!?」」」


荘厳
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