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人生コンティニューしたらスクールアイドルを守るチートゲーマーになった
70話 過去の話 繋ぐ未来
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............!」
「「?????????」」


不機嫌さを隠せていない千歌を不思議そうに見る少年と少女。その名は言うまでもなく、深天稜と松浦果南である。


「曜、なんかあったの?」
「昼休みにソフトボールで才君に勝負したらボロ負けして.........」
「全く、相変わらずだなぁお前は。」
「あったりまえだ。舐めプほど相手をバカにすることはないからな。」
「煽りと舐めプしかしてなかったのにどの口が言ってるの!!」



相変わらずバカチカだな。俺が本気出しちまったら学校飛び越えて海にボールが落ちちまうぜ。



この下校している俺たち5人。


俺たちは保育園以前からの幼馴染だ。


最初はじいちゃんのツテでフェリーに乗った時に出会った曜と、たまたまその船に乗っていた千歌。千歌の回覧板繋がりの果南。そして俺と家が近く最初から遊んでいて、なおかつ果南とも友達だった稜。


俺たちの中では話題にならないが、世間一般で見ればこのメンバーのスペックは有能すぎる。


まず曜は高飛び込みのナショナルチーム級の選手で、将来は世界制覇もリーチが掛かっている。瞬発力系に優れている。

果南は言わずもがな体力お化けで、身体能力や技術面で基本困ることはまずない。その代わり知力を失っているが..........

稜は上2人に比べて突出してはいないが非凡な身体と、非常に効率的で知性のある男。組み手ならそうそう打ち負かせはできない。

千歌は自分を普通と言っているが..........正直、千歌が真に強いのはその人望だ。知力ではない真理を突く発言を度々する。それにソフトボールや卓球、習字などけっこう非凡。

そして10歳にしてぶっちぎりで世界一のIQ及び知力とゲームの腕、そしてこの4人を凌駕する身体能力を持つ俺。


??????と我ながら自覚するのは、俺だけだ。


というかそんな優越感など関係ない。この5人は歳の近い兄妹のような存在。友達や親友といった物では言い表せない特別な何かで繋がっている。


マクロじゃなくていい。ミクロな存在でいい。この価値観はこの5人、強いてはこの内浦だけでわかっていればそれでいいんだ。


「じゃ、ここでお前らとはお別れか......また明日な!」
「うん!また明日〜!」


ちょうど交差点に差し掛かったところで、女子3人とは別れる。そして俺は稜と2人で沼津市街方面への道を歩いていく。たわいない世間話をしながら。


「千歌もソフトボールは上手いんだけどな????お前のせいで霞んでるんだな。」
「俺のせい!???????いや、そうか.........」
「お前なら結構モテるんじゃないのか?」
「ここでそういう話す
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