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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第124話 ガツガツカレーを完成させろ!祐斗VSウォータイガー!!中編
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 もちろん例外はあるだろうけど全部がそうじゃないからね、基本はそうなるんだと思う。


「ぶっちゃけこのメンバーで最も価値があるのは黒歌と才能が開花してきた小猫ちゃんですからね、俺が節乃おばあちゃんに調理を習ったのも食事を美味しくいただきたかったからですし」
「美食屋ってもっと憧れる職業だと思っていたわ」
「子供の頃は憧れていても大人になって現実を知る……よくある事です」


 中々重い話だったね。僕は部長に拾って貰えたから生活できたけど、そうじゃなければそのまま野垂れ死にしていた可能性の方が高かったし運が良かったんだと思う。


 生まれる場所は選べないしそこが貧困な場所だとできる事も限られてしまうからね。


「きゃああっ!?」
「どうした、サフラ!?」
「な、なんか変な奴がいるの!」


 急にサフラさんの叫び声が聞こえてきたので振り返るとサフラさんが慌てた様子でイッセー君に駆け寄った。


「誰が変な奴じゃ〜〜〜ッ!!」


 すると茂みから何者かが出てきた、この人は……


「ゾンゲじゃないか、なんでここにいるんだ?」
「イッセーじゃねえか、奇遇だな!」


 なんとそれはグルメ馬車で出会ったゾンゲさん達だった、なんで島うまの背中にいるんだろう?


「イッセー、コイツ知り合い?」
「まあそんなところだな。それにしてもゾンゲ、お前らどうして島うまにいるんだ?グルメ馬車で別れたよな?」
「実は俺様は悪の組織に狙われていたらしくてな、あの馬車から脱出を図ったんだ」
「はぁ?」


 ゾンゲさんの意味の分からない話にイッセー君は首を傾げた。


「あの、どういう事なんですか?」
「実は無銭飲食がバレちゃって警備員に船の倉庫に閉じ込められていたんです。警察に突き出される前に脱出したんですけど海を漂流する事になって偶然この動く島を見つけて上陸したんですよ……」


 小猫ちゃんがゾンゲさんの部下の一人に事情を聴くと彼は説明してくれた。波乱万丈すぎるよ、この人……


「それで何で慌てていたんだよ」
「それがだな、この島で変な虎を見つけたから捕獲してやろうと思ったんだけど攻撃が効かねえんだよ。ありゃ間違いなくフラグが立ってないから負けイベントだと判断して準備しに向かってるんだ。決して逃げてるわけじゃねぇぞ!」
「変な虎ってまさか……」


 その時だった、森の奥から凄まじい威圧感と共に何かが現れたんだ。


「コイツはまさか……!」
「ガァァァッ!!」


 それは全身が水で出来た虎だった、まさかこの猛獣がウォータイガー!?


 ウォータイガーは口から勢いよく水を吐き出して僕達を攻撃してきた、僕達はそれを回避するが後ろに
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