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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第124話 ガツガツカレーを完成させろ!祐斗VSウォータイガー!!中編
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の食材の一つであるウォータイガーの捕獲レベルは70……とてもじゃない勝ち目はない」
「それは……」
ウォータイガーの捕獲レベルを聞いたサフラさんは何も言い返せなくなってしまった。さっき襲われていたシュモークサーモンで20だから単純に3倍以上の差がある、彼女だって馬鹿じゃないから自分では無理だと分かってるはずだ。
「お前にもしもの事があったら親父さんやクミンに合わせる顔が無い、今回は俺達にも協力させてくれ」
「……分かった、ウォータイガーの捕獲は任せてもいい?」
「ああ、任せろ」
こうして僕達はサフラさんと一緒にカレーの具材を集める事になったんだ。
「ぷはぁっ!やった、取れたわ!」
「おおっ立派な『タピオカイ』じゃないかじゃないか!あんなに深くまで潜れるようになったとは成長したな」
「ふふん、これくらいは朝飯前よ」
自慢げに胸を張るサフラさん、彼女はそれ以外にも沢山の食材を捕獲していた。
「あっ『マトリョーシカイ』もありますね、コレ中々市場に出ないんですよ」
「貴方も料理人なの?兄貴と似たような雰囲気を感じるのよね」
「はい、私も料理人の端くれです。イッセー先輩とコンビを組んでいます」
「えっイッセーと!?あれだけコンビ選びは慎重だったのに……貴方凄い才能を持ってるのね」
「えへへ、因みに妻です?」
「ええっ!?イッセー、アンタ結婚してたの!?」
「まだだよ」
小猫ちゃんのカミングアウトにサフラさんは驚いていた。まあ親友がいきなり結婚してるなんて利いたら驚くよね、実際はまだしてないけど。
「因みにこちらの方達もイッセー先輩の妻になる予定です」
「つ、妻2号です!」
「んっ?」
「妻3号ですわ?」
「えっ?」
「妻4号で〜す!でもいずれは正妻になりまーす!」
「はあぁっ!?」
「妻5号だ、よろしく頼む」
「マジ?」
「妻6号にゃ、最近入ったばかりなの」
「……サイテー」
「……」
小猫ちゃんに紹介されたアーシアさん達もイッセー君の妻だと言い最終的には白い目でイッセー君を見るサフラさん、イッセー君は目を逸らしていた。
「はぁ〜……まさかアンタがハーレム作ってるとはね、そういうのに興味ないのかと思っていたわ」
「まあ俺も小猫ちゃんに出会うまではそんな気持ちは1ミリも無かったからな」
「えへへ〜」
「……なによ、私もアンタの事好きだったのに……私がアピールしても一切靡かなかったくせに」
「ん?何か言ったか?」
「なにも言ってないわよ、馬鹿!」
身を寄せ合うイッセー君と小猫ちゃんを見てサフラさんは最後に何かを呟いたけど僕達には聞こえなかった。ゼブラさんがいたら聞こえたんだろうけど生憎今はいない。
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