第166話
[4/9]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
……どの道、待ち受けるは破滅か。」
「そ、そんな……!」
「くっ……まさか最後にこんなものを残していくなんて……!」
不安そうな表情で呟いた”リーシャ”の言葉に続くように”ワジ”と”ミュゼ”はそれぞれ推測し、二人の推測を聞いて重々しい様子を纏って呟いた”ラウラ”の言葉を聞いた”ノエル”は悲痛そうな表情を浮かべ、”リィン”は唇を噛み締めた。
「最後は人自身に裁きを委ねるか。フフ、なんとも皮肉な話だ。だが……これも人の業か。」
「兄上……」
「言っている場合ですか……!!」
「………?」
皮肉気な笑みを浮かべて呟いたルーファスの言葉を聞いたユーシスは複雑そうな表情を浮かべ、”ユーシス”は真剣な表情で指摘し、何かの違和感を感じたラピスは眉を顰めてルーファスを見つめた。
「よくわかんないけど、とりあえずこの建物を壊せばいいんじゃないの?エヴリーヌ達”魔神”達やムカつくけどフェミリンスを含めた女神達なら、”本気”を出せばこんな建物、鉄屑に変えられるでしょ?」
「それはそうなのですが……」
「……問題は破壊する時間が残っているかどうかだな。」
エヴリーヌの提案を聞いたプリネは複雑そうな表情を浮かべ、レーヴェは目を細めて懸念を口にした。するとその時その場の室温が上昇し始めた。
「あ、熱い……!」
「発射準備を始めたみたいです!ここにいてはわたしたちも――――――」
熱さを感じたトワは思わず不安そうな表情で呟き、アルティナはその場にいる全員に警告した。
「くそっ、何か……何か止める方法はないのか!?
「駄目だ、ロイド!間に合わねぇ……!」
端末を叩いて悔しそうに考えている”ロイド”に”ランディ”が警告し
「いったん外に離脱します……!皆さん、こちらへ!」
「ロゼ、サポートをお願い!」
「うむ……!!近くの適当な場所に飛ばすぞ!」
”エマ”は”ローゼリア”に念話をしている”セリーヌ”と共に転位魔術の発動の準備を開始し
「ベルフェゴール、俺達やヴァリマール達はレボリューションへの転位を頼む!アイドスはレボリューションを外に転位させてくれ!」
「わかったわ!」
「ええ!」
「フェミリンスはアイドスさんをサポートしてあげて!」
「アムドシアスとエヴリーヌお姉様はベルフェゴール様をサポートしてあげて下さい!」
「わかりましたわ!」
「ん!」
「うむ!」
「ハア……やっぱり私の予想通りの展開になっているじゃないですか……こんなことになるなら、もっと徹底的に”止め”を刺すべきでしたね。」
「今はそんなことを言っている場合じゃないでしょう!?私達も手伝うわよ、エイドス!!」
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2025 肥前のポチ