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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
第166話
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……どの道、待ち受けるは破滅か。」

「そ、そんな……!」

「くっ……まさか最後にこんなものを残していくなんて……!」

不安そうな表情で呟いた”リーシャ”の言葉に続くように”ワジ”と”ミュゼ”はそれぞれ推測し、二人の推測を聞いて重々しい様子を纏って呟いた”ラウラ”の言葉を聞いた”ノエル”は悲痛そうな表情を浮かべ、”リィン”は唇を噛み締めた。



「最後は人自身に裁きを委ねるか。フフ、なんとも皮肉な話だ。だが……これも人の業か。」

「兄上……」

「言っている場合ですか……!!」

「………?」

皮肉気な笑みを浮かべて呟いたルーファスの言葉を聞いたユーシスは複雑そうな表情を浮かべ、”ユーシス”は真剣な表情で指摘し、何かの違和感を感じたラピスは眉を顰めてルーファスを見つめた。

「よくわかんないけど、とりあえずこの建物を壊せばいいんじゃないの?エヴリーヌ達”魔神”達やムカつくけどフェミリンスを含めた女神達なら、”本気”を出せばこんな建物、鉄屑に変えられるでしょ?」

「それはそうなのですが……」

「……問題は破壊する時間が残っているかどうかだな。」

エヴリーヌの提案を聞いたプリネは複雑そうな表情を浮かべ、レーヴェは目を細めて懸念を口にした。するとその時その場の室温が上昇し始めた。



「あ、熱い……!」

「発射準備を始めたみたいです!ここにいてはわたしたちも――――――」

熱さを感じたトワは思わず不安そうな表情で呟き、アルティナはその場にいる全員に警告した。

「くそっ、何か……何か止める方法はないのか!?

「駄目だ、ロイド!間に合わねぇ……!」

端末を叩いて悔しそうに考えている”ロイド”に”ランディ”が警告し

「いったん外に離脱します……!皆さん、こちらへ!」

「ロゼ、サポートをお願い!」

「うむ……!!近くの適当な場所に飛ばすぞ!」

”エマ”は”ローゼリア”に念話をしている”セリーヌ”と共に転位魔術の発動の準備を開始し

「ベルフェゴール、俺達やヴァリマール達はレボリューションへの転位を頼む!アイドスはレボリューションを外に転位させてくれ!」

「わかったわ!」

「ええ!」

「フェミリンスはアイドスさんをサポートしてあげて!」

「アムドシアスとエヴリーヌお姉様はベルフェゴール様をサポートしてあげて下さい!」

「わかりましたわ!」

「ん!」

「うむ!」

「ハア……やっぱり私の予想通りの展開になっているじゃないですか……こんなことになるなら、もっと徹底的に”止め”を刺すべきでしたね。」

「今はそんなことを言っている場合じゃないでしょう!?私達も手伝うわよ、エイドス!!」


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