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ドリトル先生とラーメン
第四幕その十三
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「そこに広告も出せば」
「そうそう、企業も宣伝になるし」
「企業も利用するから」
「企業も逆らえないし」
「広告代も手に入って」
「尚いいよ、そしてお金も凄く入るから」
 そうもなるからだというのです。
「マスメディアの権力と財力はね」
「絶大なものになるね」
「まさに国を動かせるだけ」
「そうなるね」
「しかもその権力と財力を誰もチェック出来なくて」 
 そうした状況でというのです。
「逆らうこともね」
「出来なかったよね」
「マスコミに嫌われたらどんな報道されるかわからないし」
「それじゃあね」
「独裁者みたいになるよね」
「そう、戦後の日本はまさにね」
 先生はさらに言いました。
「マスメディアが絶対者として君臨した」
「そんな世界だったね」
「マスコミが物凄い力を持っていて」
「やりたい放題やっていた」
「そんな国だったのね」
「そしてそのマスコミを親会社に持っていたからね」
 だからだというのです。
「巨人もね」
「あんな風になったね」
「邪悪なチームになって」
「やりたい放題やってたのね」
「そうだよ、けれどインターネットが登場して」
 そうなってというのです。
「そのマスメディアがチェックされてそちらでも情報が集まって流されて」
「そうなってね」
「マスコミの実態が明らかになって」
「しかも情報がマスメディアに頼らなくてもよくなった」
「そうなったら」
「そう、マスメディアの力が弱まって」
 そうしてというのです。
「今じゃ嘘を吐く意図的な報道をするってね」
「信用されなくなったね」
「新聞も雑誌も」
「そしてテレビも」
「信用されないと力もなくなるよ」
 そうなるというのです。
「誰も信じなくなって見向きしなくなって」
「肝心の新聞や雑誌買わなくなって」
「テレビ観なくなるから」
「皆インターネットにいって」
「実際そうなってるしね」
「だから巨人の親会社も弱まってね」
 そうなってというのです。
「必然的に巨人もね」
「弱くなったね」
「権力もお金もなくなったから」
「しかも他のチームの選手掠め取ることばかり考えていて」
「それも出来なくなって」
「選手の育成とか設備とか全くだったからね」
 先生は巨人のこのことも指摘しました。
「それで他のチームから選手を掠め取れなくなったら」
「弱くなるよね」
「選手を育てること出来ないし設備も駄目だと」
「監督やコーチもまともな人いなくなったし」
「弱くなるわね」
「実際に弱くなって」
 そしてというのです。
「それでだよ」
「ああしてだね」
「万年最下位のチームになって」
「何もいいところはない」
「最低のチームになったね」
「そうだよ、けれどあれは自業自得
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