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ハイスクールD×D イッセーと小猫のグルメサバイバル
第123話 ガツガツカレーを完成させろ!祐斗VSウォータイガー!!前編
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side;祐斗


 おはよう、皆。僕達は列車の中で一夜を過ごしてガツガツカレーのお店が開く日を迎えたよ。今から楽しみで仕方ないんだ。


「リンさん、ティナさん。朝ですよ、起きて下さい」
「う〜ん……祐斗君、おはようだし……」


 僕は隣で寝ていたリンさんとティナさんに声をかける。すると先にリンさんが目を覚まして声をかけてきた。


「おはようリンさん、もう朝ですよ」
「ん〜……祐斗くん〜」
「おっと」


 するとリンさんが幸せそうな笑みを浮かべて僕に抱き着いてきた。僕はそれを優しく受け止めて彼女の背中に手を回す。


「朝から祐斗君に会えて幸せだし〜」
「僕も朝からリンさんに会えて幸せです」


 嬉しそうに僕を抱きしめるリンさんにキュンとしながらも彼女の頭を撫でる僕、イッセー君や小猫ちゃん達を見ていたら自然にこうしちゃうようになっちゃったんだよね。


 最初は年上の女性に失礼かなと思って謝ったんだけど、二人からはとても好評だったので今は普通に撫でているんだ。


 因みに小猫ちゃんに教えてもらったんだけど女性は髪を触れられるのを嫌がるから触らせてくれるだけでもかなり信頼されていると聞いたんだ、僕は二人に信頼されているって分かって嬉しくなったよ。


「祐斗君、キスしよ」
「分かりました」


 僕はリンさんに顔を寄せると唇を優しく重ねた。それだけで胸の中に幸せな気持ちがいっぱいになって溢れそうになってしまう。


 今まで女性と関わることは多かったけどこんな事をするほど親しくなった子はいなかった、復讐を終わらせた僕は僕を好きだって言ってくれたリンさんとティナさんに出会って人生を新たに楽しんでいる。


「ん……ぷはぁ」


 数十秒は唇を重ねていたけど苦しくなったのでいったん離れた。


「祐斗君、やっぱりかっこいいし」
「リンさんだって綺麗で素敵な顔をしていますよ」
「そう?顔に傷のある女って嫌じゃない?なんか汚いみたいに思っちゃって……」


 リンさんはそう言って自身の顔にある傷を触った。


 この傷はミスをして猛獣に攻撃された時についてしまったみたいなんだ、リンさんはこの傷を少し気にしているみたいだ。


「リンさん」
「祐斗君?」


 僕はリンさんの顔の傷にキスをして彼女を強く抱きしめた。


「その傷はリンさんが努力してきて付いた傷ですよ、汚くなんかありません。むしろ愛おしくて仕方ないくらいです」
「祐斗君……」
「自信を持ってください、リンさん。貴方は凄く綺麗で僕の大切な女性なんですから」


 僕はそう言って再びリンさんの口にキスをした。


「祐斗君、ウチの事好きすぎだし」

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