第五章
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た」
「どの組織もだな」
登は腕を組み眉を険しくさせていた。
「ショッカーだけでなく。常に戦力を小出しにしていた」
「大規模な戦力を出してもそれでもだった」
名護はそうした際にも見られるスサノオの作り上げてきた組織や勢力について述べた。
「何故か。世界征服という目標よりもライダーとの戦いを選んでいた」
「ライダーなんか後でよかったじゃない」
ラモンの今の言葉はかなりぶしつけなものだった。
「放っておいてさ。後で一人になったところをね」
「しかしそういうのはしなかった」
力もこのことについて気付いたのだった。
「何故だ?いつもそれをしなかったのは」
「戦いを楽しんでいた」
次狼も言う。
「ライダーとの戦いをな」
「そういうことだ」
嶋は彼等の話が一段落したところであらためて彼等に告げたのだった。
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