第二章
[8]前話
「それで」
「ストレス?全くだよ」
虎はお医者さんの質問にすぐに答えました。
「感じていないよ」
「それだよ」
像のお医者さんは笑って言いました。
「まさにそれがね」
「健康法なんだ」
「そう、ストレスを溜めないことも」
このこともというのです。
「それ自体がね」
「健康法なんだ」
「ストレスを溜めると」
そうすると、というのです。
「それだけでだよ」
「健康に悪いんだ」
「そう、けれど君は快適に過ごしているね」
「これ以上はない位にね」
「そうであるならね」
それならというのです。
「もうね」
「健康法なんだね」
「そうなんだ」
実際にという返事でした。
「だからね」
「それでなんだ」
「君の健康法はね」
それはというのです。
「ストレスを溜めない」
「それがなんだ」
「まさにそうなんだ」
「ううん、まさかね」
虎はお医者さんのお話に前足を汲んで言いました。
「僕が健康法をしていたなんて」
「思わなかったね」
「しかもそれはどういったものか」
「ストレスを溜めないこと自体がだよ」
「そうだったんだね」
「ストレスは健康の大敵だよ」
まさにというお言葉でした。
「若しストレスを溜めると」
「ああ、病は気からっていうね」
「身体にも悪い影響を与えてだよ」
「本当に悪いね」
「だからだよ」
まさにその為にというのです。
「健康の為にはストレスを溜めない」
「このことが大事だね」
「何といってもね」
「成程ね、それじゃあね」
虎はお医者さんのお話を聞いて頷いて言いました。
「僕はこれからもだよ」
「ストレスを溜めない様にするね」
「よく食べてよく寝て」
「毎日水浴びもしてだね」
「普段通りのストレスの溜まらない生活を送ってね」
そうしてというのです。
「そのうえでね」
「健康でいるね」
「そうしていくよ」
こうお医者さんに言うのでした。
「ずっとね」
「そうしていったらいいよ、じゃあね」
「それならだね」
「君はストレスを溜めない様にして」
「やっていくことだね」
「これからもね」
「そうしていくよ」
それならとです、虎も笑顔で頷いてでした。
ずっとよく食べてよく寝て水浴びも楽しんで、でした。
ストレスを溜めない様にして暮らしました。すると虎はずっと健康に暮らすことが出来ました。そして森の皆にストレスを溜めないこと自体も健康法だと言うのでした。タイの古いお話です。
虎の健康法 完
2023・8・13
[8]前話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ