第四話 吸血鬼の話その十一
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「うん、何時でも来て」
「そして楽しんでいってくれ」
彼等の世界をだ。そうしてくれというのだ。
「何なら今からね」
「来るか?」
二人はここで彼等を誘った。
「俺達の世界に」
「俺達もこの世界が気に入った」
「だからお互いにね」
「行き来しないか」
「いいですね」
吸血鬼がだ。二人の提案にだ。
笑顔になってだ。それで述べたのだった。
「それではお互いに」
「あっちの世界に自由に行っていいにゃ」
「それはいいな」
にゃんぱいあとまさむにゃも言う。
「ならあっちでも血を吸うにゃ」
「ってそれはまずいだろ」
そこはすぐに突っ込みを入れるまさむにゃだった。
「幾ら何でもな」
「じゃあどうすればいいにゃ?」
「俺の血を吸えよ」
これがまさむにゃの言葉だった。
「他の世界の奴等の血を吸ったら問題だからな」
「そうかにゃ。血を吸って駄目かにゃ」
「よくないね」
五代もそこは突っ込みを入れる。
「どうしてもなら俺の血を吸えばいいから」
「何か面白くないにゃ」
まさむにゃと五代に言われてだ。にゃんぱいあは。
少し面白くないといった顔になった。しかしだ。
すぐに気持ちを取り直してだ。こう言いだした。
「なら五代さん、あっちの世界に行ったらにゃ」
「俺の血を吸うんだね」
「それと苺にゃ」
それもだとだ。笑顔で言うのである。
「苺たっぷりと欲しいにゃ」
「本当に苺好きだね」
「赤いものは何でも大好きにゃ」
こう言ってであった。彼等は元の世界に戻り別の世界に行くのだった。
にゃんぱいあの世界でだ。一つのことがわかった。そしてそれがライダー達の戦いのだ。はじまりとなり合図となるものだった。
第四話 完
2011・8・31
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