第一章
[2]次話
アイドルも学生で
斎藤敦美はアイドルである、あどけなく明るく可愛いと言っていい顔立ちで奇麗な長いポニーテールの黒髪と白い肌に小柄で程よいスタイルである。
とある有名なアイドルグループのメンバーの一人でステージにバラエティ番組にユーチューブの動画にグラビアにと忙しい日々を送っている。
だが彼女はアイドルであると共に。
「ああ、出席日数ね」
「正直危ないです」
敦美は楽屋でマネージャーの白川沙織長身で眼鏡をかけてモデル並の背とスタイルでボブカットにスーツとズボンの彼女に項垂れて話した。
「このままだと留年です」
「そうね、それじゃあ」
沙織は敦美の話を聞いて言った。
「頑張って出席しないとね」
「いけないですね」
「社長には私が話しておくし」
「グループのマネージャーさんにもですか」
「流石に留年はね」
沙織は腕を組んで難しい顔になって言った。
「それはね」
「絶対に嫌です」
「そうでしょ、だからね」
「そこは、ですか」
「私が言っておくわ、龍寝してでも仕事しろとか」
「高校をですね」
「そんなこと言うのはね」
それはというと。
「ブラックだから」
「そうですね」
「私が通っていた奈良県の公立中学だと試合に出る部員テスト期間でも部活させていた先生いたけれど」
「それ駄目じゃないんですか?」
「学校は先生によってはやりたい放題が通じるから」
そうしたものだからだというのだ。
「その先生生徒を殴って罵ってもクビにならなかったし」
「物凄いブラックですね」
「学校は社会の縮図だからね」
「ブラックな先生もいますね」
「そうだけれど今回はね」
敦美にあらためて話した。
「うちの社長はホワイトな方針だし」
「プロデューサーさんもですね」
「そこまでは言わないから」
だからだというのだ。
「これからは留年しない程度にね」
「学校に行くことですね」
「大学じゃ結構あっても」
留年はというのだ。
「高校はないからね」
「じゃあ頑張って学校行きます」
「それで勉強してね」
「実は成績も危なくて」
「勉強もしなさい」
こうした話をしてだった。
[2]次話
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