第一章
[2]次話
別のハンドルネームでは
OLの池田沙弓は真面目な性格と言われている、黒髪を腰まで伸ばし奇麗に整えている。四角い眼鏡の奥は切れ長の二重の目ですっきりした顎と赤い小さな唇を持っていて色白である。背は一五八位ですらりとしたスタイルである。
仕事ぶりでも真面目でSNSでもだ。彼女のハンドルネームは自分の名前からさっちーと自分で名付けアニメやライトノベル、それにラーメンやヤクルトスワローズ、ヴェルディ川崎のことを書いているが。
常に真面目で冷静でだ、ネット仲間からの評判も良かった。
「そうですね、さっちーさんの言う通りですね」
「やっぱり品性は守らないといけないですよね」
「こうした時こそ冷静にですね」
「感情的になってはいけないですね」
「そう思います、お話を聞いてくれて有り難うございます」
礼儀正しく書き込む、ラインでもそうだった。
「うん、私でよかったらね」
「お話聞いてくれるのね」
「何時でも言って」
こう言うのだった、兎角ネットでも真面目であった。
だが。
「うわ、今回も凄いな」
「NTR上等さんのイラストエロいな」
「このキャラをそう描くか」
「もう何でもありだな」
とあるアニメの人気キャラがだ。
多くの敵に囲まれてあらぬことをされている、ファン達はそのイラストを観てそのうえで書き込んでいた。
「凄く奇麗なイラストでな」
「エロさも全開で」
「それも凄いけれどな」
「この発想がな」
「シチュエーションがどれもとんでもなくて」
「この人変態だな」
「それも上に超ドがつく位の」
こう話すのだった、そして。
彼等はピクシブのその絵を前にしてだ、仲間内のチャットで話した。
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