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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
第163話
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!?」

「クロスベル解放勢力が戦闘中の敵勢力によるものです!敵勢力の機甲兵の一部がこちらに砲撃を行いました!」

「こちらレン!被害状況はどうなっているの!?」

ルシエルは天井を見上げてブリッジに対しての報告を要請すると、艦内全体にブリッジからの報告が入り、それを聞いたレンはルシエルのように天井を見上げてブリッジからの報告を促した。

「艦自身に被害はありませんが、障壁がダメージを受けました!」

「こちらプリネ!念の為に確認しますが、流れ弾が被弾した訳ではなく、相手が明確にこの艦を狙って攻撃したのですね!?」

「ハッ!殿下の仰る通り、敵勢力の機甲兵の一部がこちらに砲口を向けた為こちらも障壁を展開し、敵勢力の砲撃を防ぎました!」

「フフ、”並行世界の存在である私達がこの世界の戦闘に参加する資格”――――――”この世界の戦闘に巻き込まれた際の正当防衛”が発生してしまいましたね♪」

「エ、エイドス……嬉しそうに言う事ではないじゃないか……」

「本当にこの子はもう………」

ブリッジからの報告を聞いた後念の為に確認したプリネの確認に対して返ってきたブリッジからの報告を聞いたエイドスは嬉しそうにリィンを見つめながら指摘し、エイドスの発言にその場にいる全員が冷や汗をかいて表情を引き攣らせている中アドルは疲れた表情で、フィーナは呆れた表情で頭を抱えて呟き

「アハハ……それにしても”ハーケン会戦”でも使ったリベールとの共同開発による最新のステルスシステムでこの艦の姿もそうですが、あたし達の生体反応も完全にわからないようにしていたはずなのに、どうしてあたし達の存在がバレたんでしょうね……?」

「相手は未来演算を備えた技術的特異点――――――まさに”人が手にするには早すぎる技術そのものの塊”だからな。恐らくその驚異的な未来演算や技術でこちらの存在を把握したのだろうな。」

苦笑した後気を取り直したツーヤの疑問にレーヴェは静かな表情で推測を口にした。



「クロスベル解放勢力はまだこちらには気づいていないだろうが、先程の敵勢力によるこちらへの攻撃で我々の存在に気づいたのかもしれない。どうする、リィン様?」

「…………………………ハア…………零の御子殿、”こうなる事がわかっていて、俺達に予め戦力を集めておくように忠告した”のですね?」

ベアトリースに判断を委ねられたリィンは少しの間黙って疲れた表情で溜息を吐いた後”零の至宝”キーアに訊ね

「わたしはあくまで、貴方達の為に”戦闘に巻き込まれた際に備えてある程度の戦力を揃えておいた方”がいいって言っただけだよ。」

「答えを誤魔化していますよ、キーア。それとわたし達の未来の方のキーアもこの展開も当然識()っていたんでしょう?」


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