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英雄伝説〜灰の騎士の成り上がり〜
第163話
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された巨大な建造物にしてジュノー海上要塞を容易く消滅させる程の凄まじいエネルギーを超長距離を放つ事ができる兵器――――――”逆しまのバベル”を攻略中である事を説明した。





「”技術的特異点”………まさか、それが二つの”奇蹟”の存在によって誕生するなんて……!」

「それも”未来を演算できる機械知性”って、滅茶苦茶過ぎるよ〜!?」

「それに”碧の大樹”と”巨イナル黄昏”が原因で誕生したという事は、私達の世界でもエリュシオンが誕生する可能性は十分に考えられるという事にもなりますね……」

「そんでこっちの世界のような大事件を発生させるとか、マジで勘弁してほしいぜ……」

「しかも未来演算によって自分の行動等による予測もできるでしょうから、相当に厄介な事件になるでしょうね。」

事情を聞き終えたセティとシャマーラは信じられない表情で声を上げ、ある事に気づいたエリナは複雑そうな表情で呟き、レクターは疲れた表情で呟き、クレアは厳しい表情で推測を口にした。

「そ、その話も滅茶苦茶驚いたけど………」

「まさかあのルーファスさんが”エリュシオン”とやらに関連する事件の解決の為にこちらの世界のオレ達と共闘関係なっている話にも驚いたな。」

「”黄昏”後って事は当然わたし達と戦って敗北した後って事にもなるから、一体何を考えてるんだろうね、ユーシスのお兄さんは。」

「兄上………」

「……………」

「お兄様………」

ある事が気になっているエリオットとガイウス、フィーは戸惑いの表情でそれぞれ呟いた後複雑そうな表情を浮かべているユーシスに視線を向け、目を伏せて黙り込んでいるリィンに気づいたセレーネは心配そうな表情でリィンを見つめ

「それにしても”オリヴァルト皇子夫妻”という事は、こちらの世界のお兄様は既に結婚されているという事ですわよね……!?こちらの世界のお兄様と結ばれた女性はわたくし達の世界のお兄様と結婚される女性の最有力候補という事にもなりますわよね?お相手は一体どなたなのでしょう……?」

「姫様………時と場所を考えて発言してください。」

「ア、アルフィン。今は”そこ”を気にしている場合じゃないよ。まあ、正直な所僕も気になっているけど……」

興味ありげな表情で呟いたアルフィンの疑問を聞いたその場にいる多くの者達が冷や汗をかいて脱力している中エリスが呆れた表情で指摘し、セドリックは困った表情で指摘した後苦笑を浮かべた。



「そ、そんなことよりもそのエリュシオン?っていうのが読み取って複製した『イシュメルガ=リィン』って……」

「俺達の方のリィンも、並行世界の連中が救ってくれなければ、そうなっていたかもしれねぇって事かよ……」

「……ッ!」


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