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ドリトル先生とラーメン
第一幕その十

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「僕はね」
「そうだよね」
「ただ否定するのでなくね」
「反面教師にしているね」
「あの漫画は」
「そして原作者の人達を」
「しっかりと努力してね」
 そうしてというのです。
「美味しいものを生み出すのなら」
「それでいいよね」
「チェーン店でも大企業でも」
「そして利益を得ても」
「そうしても」
「全く問題ないよ」
 まさにというのです。
「僕はそう思うよ」
「全くだね」
「それじゃあインスタントラーメンも食べるね」
「これからも」
「そうしていくよ」
 笑顔で言いました、そしてです。
 先生は論文を書いていきました、そのうえで。
 お仕事が終わるとお家に帰りました、そうしてトミーにインスタントラーメンのことをお話するとトミーは笑って言いました。
「うちにも買い置きありますしね」
「そうだよね」
「何かあった時に備えて」
 そうしてというのです。
「先生のお酒のおつまみにも」
「出してくれているね」
「簡単にです」 
 それでというのです。
「作られて美味しいですからね」
「お値段も手頃だしね」
「ですから」 
「うちにもあるね」
「足りない時は買って」
 そうしてというのです。
「ストックしています」
「有り難いよ」
「袋麺もカップ麺も」
 その両方をというのです。
「そうしています」
「そうだね」
「はい、いつも」
「それはそうと先生ってね」
 ここでジップが言ってきました。
「袋麺も作れないしね」
「カップ麺も駄目だからね」
 チーチーも言います。
「自分で作られないからね」
「お湯を入れるだけでも」
 それでもと言う老馬でした。
「出来ないからね」
「紅茶にパックを入れてね」
「お湯を注ぐだけでも難しいからね」
 オシツオサレツは二つの頭で言います。
「それすらね」
「先生にはだから」
「普通出来ない?」
 ホワイティは思わず首を傾げさせてしまいました。
「カップ麺にお湯を入れる位」
「いや、先生家事とかは全くで」
 ダブダブもどうかとなっています。
「生活力は駄目なんてものじゃないけれど」
「流石にそれはないよね」
「カップ麺も自分で作れないっていうのは」
 チープサイドの家族も言います。
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