第一幕その三
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「そうしたことも論文に書いていくよ」
「成程ね、ただね」
ここでポリネシアが言いました。
「ラーメンって日本のお料理でしょ」
「日本の人達は違うっていうけれど」
それでもと言うトートーでした。
「中国の人達は違うって言うんだよね」
「元は中国のお料理かも知れないけれど」
「今じゃ完全に日本のお料理でしょ」
チープサイドの家族もお話します。
「焼き餃子だってそうだけれどね」
「レバニラ炒めなんかもね」
「日本に入って」
そうしてと言うガブガブでした。
「独自に進化したものでしょ」
「実際に中国でこうした麺なかったしね」
「そうなんだよね」
オシツオサレツは二つの頭でお話しました。
「色々な麺があるけれど」
「それでもね」
「中国のは拉麺だよ」
食べることが大好きなダブダブの言葉です。
「そちらだよ」
「これが違うんだよね」
ホワイティはダブダブの言葉に応えました。
「どうも」
「元は拉麺かも知れないけれど」
それでもと言うジップでした。
「日本で独自の進化を遂げたよ」
「そうそう、本当にね」
チーチーも言います。
「そうなったよ」
「カレーとかクレープとかね」
老馬も言いました。
「色々独自の進化を遂げたお料理の一つだね」
「うん、日本人がどう思ってもね」
それでもとです、先生も言いました。
「ラーメンは日本のお料理だよ」
「日本のラーメン屋さんにあるメニューは大体そうだよね」
「今やね」
「街の中華料理店とかにある様な」
「そうしたものはね」
「焼き餃子だって」
ラーメンと並ぶ日本人がよく食べる中国発祥の日本料理もというのです、先生はこちらも日本のお料理と言い皆も頷きます。
「そうだしね」
「中国で餃子ってね」
「水餃子とか蒸し餃子が主で」
「焼き餃子って水餃子の残りを焼いて食べるもので」
「中国でも東北の方位しかなくて」
「メジャーじゃないんだよね」
「ずっと日本で餃子っていうと焼き餃子で」
それでというのです。
「宇都宮市が餃子の街と言われてるけれど」
「焼き餃子なんだよね」
「こちらの餃子も」
「そうなんだよね」
「そうだしね」
だからだというのです。
「もうね」
「何といってもね」
「日本の餃子も日本のお料理よ」
「どう考えてもね」
「日本人がどう思っても」
「日本人は他の国のお料理をアレンジしても」
そうしてもというのです。
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