第3部
ジパング
扉の向こうの決戦
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出来ない。……すまない」
気丈に振る舞うヤヨイさんの姿に、さすがのユウリも最後は謝った。
「謝らないでください。ユウリさんに本当の気持ちを伝えることが出来て、私もすっきりしました。そう言うことなら、諦めるしかないですね」
ヤヨイさんの口調は強がりにも思えたが、それでもさっきよりは吹っ切れたように感じた。
「もう遅いですし、戻りますね」
その言葉に、私は自分が今置かれている状況を再確認した。今戻らなければ、私がここで覗き見をしていたことがバレてしまう。
二人はまだ何やら話を続けていたが、それどころではない。私は音を立てず急いで家に戻ったのであった。
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