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FAIRY TAIL〜水の滅竜魔導士〜
挑発
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かもほとんど空気を使ってない奴だせ?」
「うん。ますますあの二人優勢になったよね」

ただでさえ強いのにさらには酸素の残量のアドバンテージを手に入れたシリルたち。これはさすがにまずいかと思っていたところ、ここで仕掛けてきたギルドが二つ。一つは・・・

「シリル」
「シリルくん」
「!!」

敵意を相手に悟られないようにと慎重に近づきつつ、競技の説明中の出来事を思い出させるように色っぽい仕草を見せながら、たった今魔水晶(ラクリマ)を手に入れた二人に近づく天馬。もう一つは・・・

「よーし!!じゃあリズリーさん、援護お願いね」
「あぁ。任せなさいって」

何やらすでに攻め手を考えている様子のソフィアがシリルたちとは逆方向へと向かってゆっくりと動き出す。

「ソフィアは何をするつもりだ?」
「さぁ・・・でも、あいつの動いている方向・・・」

ソフィアの視線の先にいるのは間違いなくシェリアとサクラ。その近くにエルザさんとリサーナさんもいるが、誰を狙っているのかわからない以上二人には警戒してもらうしかない。

「頼むから変なことはしないでくれよ」

ソフィアの行動は時折俺たちの思考を上回る。ましてやそれが女性相手に・・・さらには水着となればあいつの能力は天井知らずだ。俺は一抹の不安を抱きつつも、何も起きないことを祈りながら手を合わせていた。



























シリルside

「う・・・」

胸元を寄せながら近づいてきたジェニーさんと女性らしさを見せるような動きをしながら彼女についてきたシェリーさん。二人を見た瞬間先程の出来事が脳裏を過り、気泡の数が多くなるのがわかる。

「シリル」
「大丈夫です」

口ではそう言うものの心の中は色々とヤバイ。さっきまではコントロールできていた呼吸が制御できず、酸素を無駄遣いしていることが嫌でもわかる。

「さっきは邪魔が入っちゃったもんね」
「シリルには"愛"のある私たちとお似合いだと思いますわ」

そう言った直後、二人はただでさえ隠れている面積が少ない胸元をさらに見せるように水着を下げる。それにより見えた面積がわずかに増えただけなのに、俺は体温が上昇し、どんどん気泡が増えているのが視界に入ってくる。

「シリル!!落ち着きなさい!!」
「わっ!!ジュビアさんやめて!!」

そんな俺を見て冷静さを取り戻させようとしてくれたのだろう、ジュビアさんが腕を掴んできた。だが、それは今回は余計なお世話だと言いたい。なぜなら彼女の胸がまたしても当たってしまっていて、ますます思考が奪われているからだ。

「シリル」
「シリルくん」
「シリル!!」

三方向から
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