スーパーロボット大戦OGs
0060話
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てくるスラッシュリッパー。
馬鹿な、コンピュータの誘導可能範囲は加速を使って振り切った筈だ。なのに何故まだこちらを追尾してくる!?
咄嗟にアダマン・ハルパーを起動させ、初期状態の大鎌で切り払うべくその刃を振り下ろす。
「っ!?」
だが、3枚刃のその武器はこちらの攻撃を見透かすかのように大鎌の刃をひらりと回避してこちらへと迫る。
「ファイア・ダガー!」
グロウセイヴァーの胸部からファイア・ダガーを発射出来たのは反射的な行動と言ってもいいだろう。だが、その反射的な行動のおかげで何とか3枚刃の武器を撃ち落とす事が出来た。
「スラッシュリッパーじゃない。という事は……T-LINKリッパーか!?」
標的の追尾をコンピュータ制御で行うスラッシュリッパーに対して、念動力を使い標的の追尾を行うT-LINKリッパー。どちらの方がより高い誘導性能を持っているのかは考えるまでもないだろう。と言うか、恐らくだがスラッシュリッパーはT-LINKリッパーの有用性に気が付いた者が誰でも使えるように作ったものなのかもしれない。
「つまり、念動力者がいるのは確実という事か」
ベーオウルブズに所属する念動力者。パッと思い浮かぶのはブルックリン・ラックフィールドとクスハ・ミズハだろう。クスハとブリットのどちらかの可能性を考えると、やはりここは最初からATXチームに所属していたブリットか。
「だが、折角の念動力も機体が対応していなければそれ程脅威にはならない」
T-LINKリッパーがあると分かっていればいくらでも対処のしようはある。例えば『使わせない』とか。
「加速、直撃、SPブースト、アダマン・ハルパー起動!」
精神コマンドとSPブーストを使用し、クロノスのブースターを全開にしてブリットが乗っていると思われる機体へと突撃する。
前衛2機の横をすり抜ける時にネオ・プラズマカッターが振り下ろされるが、ファントムで牽制しつつ、ブースターを小刻みに動かす事で攻撃を回避する事に成功する。
そしてブリット機が近づいてきた所で、再度T-LINKリッパーが射出されようとするが、敵の背後に回していたファントムのレーザーブレードを使用してT-LINKリッパーが射出された瞬間に撃墜。
そしてとうとうブリット機を射程距離内へと捉える。
「喰らえ、アダマン・ハルパー!」
ナイン・テールモードで手足を切断し、そのままスライムとしての捕食機能を発動。ブリットを機体の胴体ごと吸収させる。普通の状態なら吸収するのにある程度時間が掛かるのだが、現在はSPブーストを使用してスライムの能力を強化している。その結果ものの数秒で胴体ごとブリットの吸収は完了した。
ドクンッ
リョウトやアヤを吸収した時と同じく
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