暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜黒の剣士と紅き死神〜
フェアリー・ダンス編
世界樹攻略編
焔の魔神、来る
[5/6]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
。管理者が強力なモンスターを別の場所に強制的に配置替えしています。10分前のことです』

「ありがとうございます」

『いえ。お気をつけて』


そして主人が知りたいであろう情報を正確に見抜く技量。世界広しといえど、彼ほど優秀な人間は中々いない。









____________________________________








「ただいま」

「あ、お帰り。じゃ、次あたしね」


そう言うと、リーファはログアウトしていった。


「今、話していいか?」

「手短にお願いします」


一番先にログアウトしたのは実はこのためだったりする。


「何で君はレイに協力するんだ?」

「家族だからです。何より、お兄様がそう私に頼みましたから」

「聞きにくいこと聞くけど……血が繋がっていなくても、家族だってそこまで言えるのは、何故なんだ?」

「……詳しくは言えませんが、私は身体的な理由で世間から疎まれていました。お兄様を始め、水城家の人達は私を認めてくれた……それだけです」

「そう、か」

「失礼ながら、貴方の事情も多少把握しています。私が思うに『家族』とは形であり、血縁関係ではありません。私達はまだ子供です。難しく考えることはせずに、今は目の前の問題を解決しましょう」

「……すまない。セラの言う通りだ」


何となくうつむいていた目に光が戻る。と、ここで1つ警告しておく。


「キリトさん、実は……」


話したのはさっき調べてもらった内容。恐らく、レイがこの世界に来たのがばれてしまったこと。


「な、何で!?」

「原因は不明です。できるだけ早く原因究明はしますが、キリトさんも気を付けて」

「分かった……」


リーファが戻ってきてからキリトがログアウトし、準備を整えると、一行は《ルグルー回廊》に入っていった。

出発の直前、


「ん?」


キリトがふと森の方を向いた。


「……?どうかしたの?」

「いや……誰かに見られてた気が……。ユイ、近くにプレイヤーはいるか?」

「いいえ、反応はありません」

「……追跡魔法、って線は?」

「それならあり得るか……」

「ともかく、早いこと行きましょう。こんなところで足止めは食らいたくないわ」

「そうね」







________________________________








回廊に入ってしばらくすると、リーファがはっとし、立ち止まった。


「あ、メッセージ入った。ごめん、ちょっと待って」

「ああ」


立ち止
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ