最強ペア
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っている」
「問題ないわ。私はね」
「私だって大丈夫よ!!」
ロングヘアの女性に噛み付くように応えるショートヘアの女性。それに対し欲しかったリアクションだったのか、ロングヘアの女性は楽しそうに笑っていた。それを見て長身の男は呆れたようにタメ息をつきながらも、すぐに頭を切り替える。
「なら行ってこい、セレーネ、ディマリア」
「ええ」
「了解」
本名で呼ばれた二人は気合い十分といった様子で闘技場へと降り立つ。待機場所に残された二人は一抹の不安を感じながらも、それが意味のないものであることがすぐにわかったようで考えるのをやめたのだった。
シリルside
『全ギルド参加者が決まりました!!そしてこれは素晴らしい!!各ギルド女性たちが水着で参加だぁ!!』
『COOL!!』
なんだか以前にも見たことがあるようなチャパティさんの実況と本日のゲストであるジェイソンさんの甲高い声が響き渡る。
「一応俺らもいるんだけどな」
「ワイルドォ・・・」
そんな中後ろからそんな声が聞こえてくる。一応俺も男なんだけど、いつものようにカウントされてないんだろうなぁと悲しい思いをしつつこれから行われるであろうルール説明に耳を傾ける。
「隣失礼」
「邪魔するぞ」
すると突然両脇から腕を捕まれ柔らかいものを押し付けられる。何かと思ってそちらを見ると、そこにはジェニーさんとミネルバさんが異様なまでに身体を寄せているのが見えた。
「へ?」
何が起きているのかわからない俺は間抜けな声が出る。俺はこの時、すでに包囲網が敷かれていることに全く気が付いていなかった。そしてそれに気が付いた時にはすでに遅かったことにも・・・だ。
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