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外注は念入りに選ぶべき
第二章

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 こうして外注に頼むことにした、早速多くの文章の仕事を迅速に行っているライターに白羽の矢が立った。
「この人ね、当山奈緒さん」
「ああ、この人ね」
「この人いいわね」
 美並も穂乃果もそのライターをよしとして応えた。
「お仕事速くてしかも丁寧で」
「しかも依頼通りにしてくれるって評判だし」
「それじゃあね」
「この人にしましょう」
「もう一人お仕事速い人いるけれど」
 由衣は苦い顔でもう一人のライターの経歴と仕事ぶりを見て話した。
「逵本蓮法さんだけれど」
「その人評判最悪よ」
 美並が嫌そうに述べた。
「お仕事は速いけれど」
「文章下手ね」
 由衣も確認して言った。
「それもかなり」
「しかもね」
 穂乃果も言ってきた。
「勝手なことばかりして我が強い」
「これじゃあよね」
「この人は止めた方がいいわ」
「そうね、それよりも」
「当山さんね」
「この人がいいわね」
「それじゃあね」
 三人で話してだった。 
 外注のライターを決めた、当山にしたが。
「凄いわね、当山さん」
「お仕事速いし依頼通りにしてくれるし」
「文章上手だし」
「かなりのジャンルでやってくれるし」
「いや、この人にしてよかったわ」
「本当にね」 
 三人で事務所の中で話した。
「じゃあこれからもね」
「文章は当山さんね」
「この人にお願いしましょう」
「お仕事のやり取りも和気藹々と進むし」
「人柄もいいし」
「この人ね、ただ」
 ここでだった、三人は思うのだった。
「逵本さんにしなくてよかったわね」
「この人やっぱり評判悪いわ」
「お仕事は速くても」
「文章下手で勝手なことばかりして」
「無駄に自己主張して」
「最悪みたいね、外注頼むにも」 
 それでもというのだ。
「人は選ばないとね」
「まともな人じゃないと」
「大変なことになるわね」
 三人で話した、そしてそれからも文章関係で忙しいとその人に依頼した。評判の悪い人は実際にチェックしたうえで頼まなかった。


外注は念入りに選ぶべき   完


                  2023・10・22
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