暁 〜小説投稿サイト〜
渦巻く滄海 紅き空 【下】
七十七 新生“暁”
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“あるじ”と呼び方を統一させよう」
「えー!“ナーちゃん”じゃダメっすかぁ!?」
「「「「「それは断る」」」」」


ぶーっと唇を尖らせる褐色肌の少女をよそに、他の面々はやる気満々で、木ノ葉の里の地を踏みしめた。



「さて、じゃあ我ら『あるじ』の為に一働きするとしますか」


純白の衣を翻す。
しかしながらその裏地の黒には──。



「あ、あかつき…?」


裏地の黒に紅の雲。
『暁』の証である文様を眼にして怯える木ノ葉の里人に向かって、彼ら六人は応えた。





「「「「「「違うな、我らは──」」」」」」






ナルトの言う“暁”のお披露目。
かつての“暁”の在り方を取り戻す為に結成されたメンバー。





二尾の人柱力・二位ユギト。
三尾の人柱力・やぐら。
四尾の人柱力・老紫。
五尾の人柱力・ハン。
六尾の人柱力・ウタカタ。
七尾の人柱力・フウ。








うちはサスケが里抜けした後、波風ナルが自来也と共に修行していた二年間。
その空白の二年間でナルトが勧誘した面々が、彼と同じ羽織で行動を開始した。
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