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IS《インフィニット・ストラトス》‐砂色の想い‐
旅館×温泉
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ます。

「はあ、せっかく織斑君と遊ぼうと思ってたのにまさか織斑先生と相室とはねえ」

「ですわねえ……」

「つまんなーい!」

 櫛灘さんの言葉にセシリアさんとのほほんさんが言います。
 そうなんです。一夏さん曰く、何でも最初は個室の予定だったそうなのですがそれだと女子が大勢押しかけると考慮して一緒になったんだとか。まあ男女ですけど実の姉弟ですし何も起こらないと確定しているからでしょう。
 虎穴に入らずんば虎子を得ず、とは言いますがそれは手に入る確率があるからこそ。失敗が確定しているのにやる人はいないでしょう。

「しょうがない! 大貧民やるよ!」

「「大貧民?」」

 相川さんの言葉に私とセシリアさんが首を傾げます。んー、何か嫌な響きなゲーム名……

「え! もしかしてカルラとセシリアって大貧民しらない!?」

「大富豪って言っても!?」

「え、ええ。私は知りません」

「私もですわ」

 というよりそれ同じゲーム名なんですか。何で真逆の言葉が同じゲームとして成り立っているんでしょう?

「そう、じゃあ丁度いいわ! ここで日本発祥の最強トランプゲームを説明しましょう!」


――――――――――――――――――――――――――――――


「おりゃあ! ジョーカー! これで私の番で最後の一枚を切って私の上がりだ! ひょーひょっひょひょ!」

 櫛灘さんがジョーカーを切りました。やっと役に立ちますね。

「何勘違いしてるんです?」

「ひょ?」

「まだ皆さんがパスしたわけじゃないんですよ?」

「なーに言ってんの! ジョーカーに対応できるカードなんてある訳ないじゃない!」

 普通ならですけどね。ルールさえ覚えていればこのカードは手札に残していますよ。

「スペードの3で」

 特別ルール、スペードの3はジョーカーを切れる。

「ぬあ! カルラが持ってたの!?」

「というわけで私の番なので4の2ペアで上がりです」

 最後に残ってた2枚を場に出して私の手札は0。

「ぐあああああ! またやられたあ!」

「何で今日ルール覚えたばっかりの二人がこんなに強いのよ!」

 ちなみに私は2番手で、1番はセシリアさんです。

「代表候補生の名は伊達じゃないってコトね! 相手にとって不足はないわ!」

「はやー、二人とも強いー」

 参加者は私、セシリアさん、櫛灘さん、相川さん、のほほんさんの5人。

「ふむ、中々こういうのも面白いですわね。まあ? それでも私に勝つにはまだまだのようですけど」

 現在3回やってセシリアさんは全て1位の大富豪です。私は3連続富豪でその下はずっと入れ替わり立ち替わり。

「結局半分
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