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俺屍からネギま
一族そして誕生
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間に産まれた子供や句族,烏族の混血や純血の子供もいた。

句族や烏族は、朱天童子討伐後に比較的早く人間との融和を考え実行してきた。それにより句族や烏族との協力体制はとれており、現在も隠れ里にてひっそりと生活している。混血の子供や純血の子供の中に外見が異端の者がおり、句族や烏族の者達は仕来りや伝統を重んじている為に自身の血族でも育てる様な事が見られなかった。また、気性が激しく手に負えないといった者も少なからずおり、そういった御陵一族は子供も引き取って育てていた。

引き取った子供達に対して分け隔て無く愛情を注ぎ、時には我が子と同じように怒り,躾た。子供達には、一定の教育を与えると共に,礼儀作法や武術の鍛練を行ってきた。そして独り立ち出来る頃合いまで育て、後に本人の希望に沿って仕事先や進学先を斡旋してきたが、中には御陵一族と共に闘いたいと言う者がおり、そういった者は御陵当主 直属 新選組へ入隊させ、其々に合った仕事を与えた。
半分が御陵一族の館や孤児院の経営や後方支援(上記で美幸が言っていた財務とは此方に分類される)の仕事を任せられたが、中には親が術者だった者や武術の才能を開いた者もいた為に、新選組の戦闘能力は関西呪術協会でも屈指の実力で有名な京都神鳴流や関西呪術協会の長を務める近衛家ですら、簡単に手が出せる組織では無くなった。
元々、孤児院上がりの者が多くいた為に御陵一族への忠誠心は極めて高かく、孤児院上がりでは無くても他のはみ出し者達が集まっている為に、一筋縄ではいかない曲者揃いであった。】



はるが疲労を見せながらも頷くと、哲心はイツ花が抱いている我が子を見て驚いた。
「何だこの子の魔力は!…ワシの何倍もの魔力を秘めているでは無いかぁ、はるよ…まことに大事はないか!?」

そう産まれた赤子は多大な魔力を秘めており、本来であればこれ程の魔力を持った赤子を産めば母胎が無事に住む訳がない、母子ともに死んでしまう事も充分考えられたにも関わらず母子ともに健康であったのが俄かに信じられなかった。

驚く哲心に対してイツ花も同意する様に話す。
「御当主様が驚かれるのも無理ありません。私も大変な難産になると覚悟していましたが、お世継ぎいゃ…若様が自身の力で魔力の放出を抑え、母胎に負担をかけない様に配慮してくれました。まさかこの様な事が起きるとは、このイツ花も驚きを隠せません。」
普段はおちゃらけている事が多いイツ花が、神妙そうに話す姿に哲心も我が子の凄さをより一層感じていた。


「何と……その様な事があったのか…しかし、この子の魔力は御陵の血が成せる業かも知れんのう…。」
遠くを見つめながら哲心にイツ花が慌てて声を掛ける。

「当主様〜驚かれるのは分かりますが、早く若様を抱いて上げて下さい!そしてバーーンとカッコいい名前
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