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俺屍からネギま
一族そして誕生
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。最も御陵一族と宮廷術師との間には、明治維新の後に魔法使いや関東魔法協会と行った外部勢力から日本を守る為に、関西呪術協会を発足千年以上もの長きに渡り一定の距離が保たれた。


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その後時代が移り変わりながらも、御陵一族は闇の世界の住人と闘い続けた。

御陵一族の者達は、その時代の移り変わりの中で多くの英雄や英傑達との邂逅もあった。

時には、貴族社会から武家社会へと変えた巨星や牛若丸と言われた天狗の弟子


時には、皇室への忠義に殉じた天王寺の妖霊星や倒幕したのち新幕府を開いた尊き血の将器



またある時には、戦国乱世にて魔王と言われた革命者やサル顔の天下人を始めとした大名らより士官しろと告げる者もいた。当時の当主は、時の有力者が相手でも一歩も引く事なく否と答えた。その威風堂々とした態度に有力者達は、ある者は興味が湧き,ある者は驚愕し,ある者は怒り,またある者はその迫力にまともに眼すら合わせられない者もいた。
ただ誰も御陵一族を攻める者は居なかった。御陵一族の名は裏の世界では既に名が挙がっており、その武勇は音に聞く程であった。また実際に御陵の当主と会見した際に、他の御陵の人間を見て皆一様に一筋縄にはいかぬと感じ、とある有力大名が「御陵一族を倒すには、万の兵を用いて決死の覚悟を持って戦う必要が有る」と語り、なくなく諦めるしか無かった。

ただ一つ良かった事は、御陵一族は裏の世界でのみ戦い,表の世界及び他の勢力の傘下に入る様な事は一切無かった。その為に、触らぬ神に祟りなしと不干渉を決め込んだ。

戦国の終わりには、義に生きる熱い魂を持った将達や天下安寧へと歩み続ける漢達との邂逅もあった。





さらに時代が過ぎ、長い鎖国した江戸時代から明治維新へと大きな時代のうねりの中でも、大きな出会いがあった。

対人・対鬼と違いはあるものの、共に京の治安維持に従事し時には共闘すら誠の志士とは友好を温めた末に誠の旗を譲り受け名を預けられた。

また海の様に大きな心を持った漢との邂逅もあった。


そして開国と共に、西洋の魔法使いが我が物顔で乗り込んで来た。あっという間に埼玉県のある地方(麻帆良)で一本の大樹を信仰対象にしている土着部族を攻め殺し、関東魔法協会を設立し公式な組織となった。その頃関西では、明治維新に伴い治安の回復が急務となっている事と関東魔法協会の献身的な情報封鎖により、連絡を受けるまでの時間ロスと関西の指揮系等がはっきりしていなかった為に対応が遅れたのだ。

この時御陵一族傘下にある裏御三家の藤堂家は、土着部族の救援に向かうも多勢に無勢といった所で奮闘の甲斐なく多数の者が討ち取られてしまった。
また藤堂家の敗戦を重くみた真宮寺家は、現地には向かわず関東と東北の境
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