暁 〜小説投稿サイト〜
犬とアシカ
第三章

[8]前話
「見ての通りね」
「そういうことだね」
「そして」
 さらに言うのだった。
「これが実はね」
「毎日だね」
「そう、もうね」
「日課になってるんだね」
「僕が散歩をして」
 スリムを連れてというのだ。
「ここに来れば」
「彼が待っていて」
「そしてね」
 そのうえでというのだ。
「毎日この時間はだよ」
「二匹でだね」
「遊ぶ様になっているんだ」
「そこまで親しいんだね」
「だからね」
「君としてはだね」
「この絆をね」
 楽しく遊ぶ二匹を見つつ話した。
「ずっとだよ」
「続く様にしていくね」
「是非ね」
 何があってもというのだ。
「していくよ」
「応援するよ、こんないいものはね」
 友人は彼のその考えに賛同を示した。
「是非だよ」
「守っていくべきだね」
「うん」 
 まさにというのだ。
「そうしていかないとね」
「駄目だね」
「そう思うよ」
 こう言うのだった。
「心から」
「有り難う、ではね」
「実際にだね」
「これからも」
「彼等の幸せをだね」
「守っていくよ」
 グリーンバーは友人に笑顔で答えた、そうして楽しく遊ぶ二匹を見続けた。その目は何よりも温かく優しいものだった。


犬とアシカ   完


                  2023・10・20
[8]前話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ