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IS《インフィニット・ストラトス》‐砂色の想い‐
海×遊び
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?」

「急に動かなくなるから心配したよー?」

「い、いえ! 何でもないです! では行きますよ!」

「お願いしまーす」

 そうして何回か沖に行って浜まで波に乗ってというのを繰り返しているうちに思い出したことがありました。

「のほほんさん、少しいいですか?」

「んー? 何かなー? 今の私はカルカルのためならー、何でも答えちゃうのですー」

 相当サーフィン、のボードに一緒に乗ってるのが気に入ったようです。その分私は疲れるんですけどこういうのは初めてなので私も楽しいです。

「4組の更識簪さんって知り合いですか?」

「おー、かんちゃんのことー?」

「かんちゃん?」

 簪でかんちゃん? ってことはやっぱり親しい仲なんですかね? 浜辺を見渡した限りいなかったようですけど。

「うんー。私はかんちゃんの幼馴染でー、専属のメイドさんなんだー」

「へ?」

 め、メイドさん? のほほんさんが?

「な、何でメイドさん?」

「んー、そこはかんちゃんにも関することだからー、私の口からは言えないのー。ゴメンねー」

「は、はあ……」

 全然分かりませんけど、とりあえずのほほんさんと簪さんは友達ということでいいんです、よね?


――――――――――――――――――――――――――――――


 そんなこんなでしばらくサーフィンをした後、浜に上がります。もう既にお昼をちょっと過ぎた辺り。ボードもレンタルなので他の人用に午前と午後で連続では借りれなくなっていますのでもう返さなくては。

「おー! そう言えばおりむーとビーチバレーしようって約束してたー。カルカルも一緒にやろー」

「いいですね。じゃあこれ返してきますので先に行っててください」

「おっけー」

 そう言うとのほほんさんはトテトテと浜を歩いていきます。私は一度旅館に戻ってボードを返してから再び戻る。ほぼ予想通り7枚あったサーフボードは全て貸し出し中になっていて私が返すと同時に借りていく人がいました。
 というより教えてって言ってた人も来ませんし大丈夫なんですかね?

「おーいカルラー」

 浜を歩いているとビーチバレーの準備を済ませてある場所から一夏さんが手を振っていました。既にある程度のギャラリーが出来ていて円形にステージが出来上がっています。

「何? カルラもやるの?」

「あら、豪州の人の腕前、見せていただきましょうか?」

 一夏さんの側には鈴さんとセシリアさんがいます。のほほんさん側にはラウラさんとのほほんさんとシャルロットさん。って……入る位置無くないですか?

「あ、じゃあ僕代わるよ?」

「いえ! わざわざシャルロットさんに変わってもらうほどでは!」

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